友人の畑を手伝いに行きました。
予想外に喜んでいただくことができました。
そうして思ったのです。
「ああ。やっぱり、誰かに喜んでいただくことが仕事の喜びなんだなぁ」
……と。
農業の仕事が苦手でした……
ブログへのご来訪ありがとうございます! 「農マドワーカー」のいずばやしです(^^)
無農薬の田んぼをしながら、インターネット関連の仕事をしています。
ですが、正直なところ農業の仕事が苦手でした(^^;;
「苦手」というより、今までさんざん失敗してきたので、きちんと向き合うのが怖かったんです。
これまでお米の栽培は何とかできたものの、他の野菜の栽培がことごとく上手くいきませんでした。
ですので、それがトラウマのようになり、また栽培にチャレンジする気力が湧かなかったんですよね。
ですが、今年は「もう一回、自分の農業を見直したい!」と思って、友人の農家さんに手伝ってもらったり、その農家さんの畑を手伝いに行っています。
友人農家さんを手伝いに行ったら
で。ここ数日、実際に農作業を手伝いに行ったのですが、ことのほか喜んでいただけたのです。
僕がお手伝いさせていたたいたのは、エンドウマメの収穫。

エンドウって、こんな風にズラーーーっと長く生い茂るのですが、そこに実をつける豆のサヤを一つ一つ手で取っていくのです。
この一つの畝(うね)を一往復して収穫するのに、だいたい2時間くらいかかります。
要するに、地味で静かな作業を延々と繰り返していくわけです。
その作業を今回任されたのですが、実際にやってみると
「え? 2時間だけで、そんなに沢山収穫できたんですか?!」
と驚かれたんです。
驚かれたことに、こちらがビックリでした。
自分の仕事に自信を取り戻せた
どうやら僕はそういった地味な作業が得意らしく、友人よりも速いスピードで収穫できていたようなのです。
自分では「僕の農作業なんてダメダメだ……」と思っていたので、とても意外でした。
ですが、同時に大きな自信にもなりました。
「僕は畑仕事が苦手だと思っていたけれど、そういうわけでもなかったんだ」
「そうかー。今まで失敗続きで自信を無くしてたけど、僕にも出来ることがあったんだな!」
……と。
そして何より、友人に喜んでいただけたことが、何よりも嬉しかったです(*^^*)
相手の喜ぶ顔が何よりも嬉しかった!
「こんなに沢山収穫してもらえて、めっちゃ助かります!」
友人農家さんは、そんな風に言ってくれました。
しかも、お世辞ではなく本気で言ってくれているのがわかって、とても嬉しかったです。
一応、僕も農家の端くれなので、農業の大変さはわかります。
特に、種まきや草引きや収穫などなど諸々の作業を段取りして、それを日常的にこなしていくので、めっちゃ大変です。何か作業の遅れとか予定外のことが起きると、それだけ体力的にも精神的にもしんどいんですよね……。
ですが、今回は僕が予想外に速く沢山収穫できたことで、その段取りを繰り上げることができたのです。
ですので、友人農家さんはめっちゃホッとした表情だったのと、その緩んだ顔でニッコリ笑ってくれました。
(普段から笑顔の素敵なナイスガイなのですが、その時は更にイケてる顔になってました☆)
そして、僕自身もとてもうれしくなりました。
お手伝いをして本当に良かった、と思いました。
人と接することを避けてたけど
「仕事って、誰かの喜ぶ顔が見られてこそだなぁ」
「誰かに喜んでもらうことが、自分の仕事の喜びなんだなぁ」
当然といえば当然なのですが、そのことを改めて実感したのです。
正直なところ、ここ数年の僕は、農業に自信を持てなくて人と触れ合うことを避けておりました。
一応、お米の販売はしていたのですが、積極的に農業を学びに行ったり、誰かの手伝いに行ったり、逆に誰かに手伝いに来てもらったり、ということをしていなかったんです。
いえ。これは農業だけでなく、ネット関連など他の仕事にも言えるかもしれません。
もともと人とのコミュニケーションが苦手というのもあるのですが、自分のダメさ加減が露呈するのが怖くて、“人とのふれあい”から逃げてしまっていたんですよね……。
けれど、それだとマイナススパイラルに陥ります。どれだけ仕事を頑張っても、人の喜ぶ顔を見ることが出来ず、そこから自分を進展させることができません。
何より、仕事の喜びを感じることができません。
接する人がいないと仕事も楽しくない
人と接することを避けていれば、たしかに自分が自信を落とすこともなく、更に傷つくこともありません。
一見すると、マイナスが生まれないので、快適なようにも思えます。人と接することを避けて、一人でコツコツ努力を継続することはできるので、仕事も進展しているようにも思えます。
けれど、人と接することがないということは、自分の仕事に対する反応をキャッチできないということです。
誰かの喜ぶ顔を見ることもできず、自分に対する感謝の声を聞くこともできません。
それだと、自分の仕事から本来得られるはずだった“喜び”を感じることができず、次の仕事につなげることができないんですよね。
たしかに一人でコツコツ進めることはできますが、そこには大きな成長や進展がないというか、池の中にジワジワと水が溜まっていくだけのようなイメージです。
ですが、他の人と積極的に触れ合って、相手のために積極的に仕事をし、それに対する感謝や喜びの声を聞くと、効率的に仕事の流れが良くなります。
今まで池の中だけに水を溜めていたのが、一気に川に水を流し込み、そこから海や雲を巡り巡って、再び自分のところに別の川から水が流れ込んでくるようなイメージでしょうか。
つまり、循環が生まれるということです。
人と自分の間に循環を生む
こうなれば、一人でコツコツやっていたときに比べて、段違いに流れがよくなりますよね。
自分の仕事に対するモチベーションも上がるし、次の成長に繋がることもできます。更に、それによって誰かの喜びが増えます。
誰かの喜びが増えれば、自分の喜びが増えて、次の仕事に繋がる。
こんな風に、自分と他者の間にグルグルと喜びが循環する形ができて、仕事のクオリティも楽しさもどんどん増していくようになるわけです。
もちろん、人と接するということは批判を受ける可能性もあるし、落ち込むこともあるかもしれません。
ですが、やはり人の喜ぶ顔が自分の仕事の喜びである以上、人と接することは欠かせないんだなー、と今回改めて思ったのでした。
最後に(人と接して仕事しよう!)
って、こうやって色々と書いて来ましたが、自分に言い聞かせるつもりで書いてます。
もともと人と接することが苦手なので、本当にできるかどうか自信ないんですよね(^^;;
でも、今回、身近な友人農家さんに喜んでもらうことができ、自分の作業が役に立つことがわかり、「やっぱり人と接することが大事だな」と思ったんです。
何より、誰かの笑顔を見られて、自分の仕事をやってて良かった!と思えたんです。
ですので、少しずつでも思い切って、これから人と接する機会を増やしたり、誰かの笑顔が見られるように仕事をしていきたいと思います!
あなたのお仕事にも、何かしらご参考になるところがあれば幸いです(^^)