「いつも優しそうですね」
「泉林さんは絶対に怒らなさそう」
というお言葉を頂戴することが多いです。
ですが、実際にはぜんぜん違います( ̄▽ ̄;;
妻に言わせれば、「優しそう? ぜんぜん違うよ!」とのこと。
そうなんです。外の人には「優しそう」とか「穏やか」と言っていただけるんですが、家の中では結構キレております。
娘を叱るときもかなり激しいらしく、
「お前、うざけんな! コラァ!!」
と舌を巻いて怒鳴るので、娘はビクッと硬直するし、妻も驚きます。
一度、博多へ旅行したとき、電車の中で娘がワガママを言ったので叱ったのですが、周りの乗客の皆さんがサァーっと引いていました。
どうやら、僕がキレると それくらい怖いらしいのです。
一応、住んでいるのが「だんじり」で有名な泉州なので、「和泉ナンバー」で有名なところなので、地域の環境によってこんな風になってしまったのかもしれません。
(正確には、だんじりが盛んな岸和田市のお隣の市なので、比較的穏やかな地域なんですけどね)
ですが、家の中だけではなく、以前にビジネスのコンサルティングをさせていただいていたときも、クライアントさんにはかなり厳しく接しておりました。
相手の悪いところをズバズバ指摘して、バッサバッサ叩き斬るような感じで。
そんな風に、一見すると「穏やか」「優しい」という印象があるらしいのですが、実際には「結構キレやすい」「キレると怖い」「人にズバズバ言う」という二面性も備えているのです。
と、そんなわけで、「優しそうなのに、キレると怖い」二面性と、そのコントロール方法について、お話ししていきたいと思います!
自分の中の二面性
ブログを訪れていただき、ありがとうございます! 「農マドワーカー」の泉林です(^^) 大阪の郊外で自然農法に取り組みながら、インターネット関連の仕事をさせていただいています。
こんな「二足のわらじ」の働き方ですが、どうやら性格に関しても二面性を備えているようで……最近の僕のテーマになりつつあります(^^;;
というのも、今までは家族であったり、個別のクライアントさんであったり、濃い関係の人にしか、自分の激しい部分を見せていなかったのに、最近はその範囲が外に広がりつつあるからです。
このブログにも、そろそろ“毒舌”な内容を書きたくなって来ております( ̄▽ ̄)
そういう“毒舌”を吐いたり、「キレると怖い」自分自身のことを、僕の中では『オニバヤシ』と呼んでいるのですが、そのオニバヤシがそろそろ世間に出ていきたいと考えているようなのです。

ただ、いきなりオニバヤシを全開にすると、きっと読者さんは離れてしまうでしょうし、ツイッターなどに書こうものなら周りから集中砲火を浴びそうなので、ゆっくりジワジワと出していこうと計画中なのです。
イラスト内に「ツジバヤシ」という表記がありますが、これは僕の本名です。以前は本名でブログを書いていて、そのあと諸事情で「泉林(イズバヤシ)」というペンネームを使うようになりました。
ですが、「ツジバヤシ=イズバヤシ」と考えていただいてOKですので、そのまま読み進めてください。
ゆっくり変化するのが大事
あ、そうそう。「ゆっくりジワジワ」って大事ですよね。
いきなり急激な変化をしようとすると、周りに引っ張られてしまったり、何より自分自身の中からの反発が強くなりますから。
なので、「現状を変えたい!」という場合は、反発や抵抗や無理が出ない範囲で“ゆっくりジワジワ”と進めていくのがポイントなのです。
そして、今回、僕がこの記事を書いているのも、“ゆっくりジワジワ”作戦の一貫です。
今までは「優しそう」「穏やか」というイメージで活動してきたにも関わらず、いきなり「キレると怖い」「ズバズバ斬る」というような“毒舌”のオニバヤシを全開にしたら、反発がハンパないでしょうから(^^;;
ですので、一度ブログの中で「僕はキレると怖いそうで、それを隠してしたのですが、これからはその部分も出していこうと思います!」と宣言をしようと思ったのです。
そうすれば、読んでくださった人には
- 「泉林は本当はこういう人だったのか」
- 「ならば、その本性が出るまで待ってみよう」
と思っていただくことができますし、仮に読んでくださる人が全然いなかったとしても、自分の中で心の準備ができます。
そう。「自分の中で準備ができる」というのは大きいですね。
人間というのは、多かれ少なかれ人との関わりの中で生きているので、“他人からの印象”に自分自身が縛られてしまう傾向があります。そして、「他人から見られているイメージに、自分を合わせなければならない」という無意識の力も働きます。
ですので、いきなり自分の打ち出しているイメージを変えようとすると、実は自分自身からの反発が起きます。
自分を変えようとしたときに、足を引っ張るのは他人ではなく、実は自分自身の力が一番大きかったりするのです。
ですから、自分自身に準備させる意味もあって、こんな風にブログを書いています。
表面の自分が邪魔をする
それに、今までの自分だと、毒舌のオニバヤシを出せなかった理由が他にもありました。
僕は他人からの評価を気にするタイプです。
その「気にする」度合いもハンパではなくて、
- こんなこと言ったら批判されるかな?
- こんな考えを持ったらダメなんじゃないかな?
- こんなことを言ったら、相手の気分を害するんじゃないかな?
- 気分を害するまではいかないにしても、今後の関係に支障を来さないかな?
- そもそも、こんな考えを持つ自分ってダメなんじゃないかな?
ということを、グルグルグルグル考えて、自分の中に溜め込んでしまいます。
「何を余計なことを考えてるねん?」「自意識過剰やなー」と思われるかもしれません。はい、自分でもそう思います(^^;;
でも、一旦こういうグルグルが始まると止まらないんですよね。
めちゃくちゃ色んなことをシミュレーションして、他人からの反応や評価を気にしまくります。
これがいわば、表面に出ている「イズバヤシ」です。
「優しい」とか「穏やか」という印象を持っていただいている、“外側”の僕なわけです。
ですが、一方で心の奥では、キレやすく、激しく、毒舌で、他人をぶった斬ってしまう「オニバヤシ」がいます。

この心の奥にある“もう一人の自分”を、表面に出ている“外側の自分”が必死に抑えつけてきた構図があるわけです。
一歩間違えるとヤバイので……
なんというか、今ここまで書いてきて、「自分ってヤバイ奴なんじゃないか?」と思い始めています(^^;;
一歩間違えると、「ストーカー」とか「モラハラ」とか、そういうネガティブな状況を生んでしまいそうですから……。
でも、実際、ストーカーやモラルハラスメントを起こしてしまうのは、こういう二面性を備えた人だと思うんですよね。
表面上は人当たりが良くて優しそうに見えるのに、実は心の奥では激しいものを抱えている……こんなタイプが非常に危険です。
あ。念のため言っておくと、今のところの僕は、たぶん大丈夫だと思います。長年の修行によって、“もう一人の自分”(=オニバヤシ)とも上手く付き合えるようになっているので。
先ほど「娘に叱るときは激しい」という話をしましたが、滅多なことでは激しく怒らないですし、もし厳しく叱ったとしても手は出しません。それに、叱ったあとでしっかり話しあって、僕の方から謝ることもあります。
もしご心配の方がいれば、妻に直接聞いてみてください(^^;; 嘘をつかずに話してくれると思うので。
そんなこんなで、「一歩間違えるとストーカーやモラハラになってしまう二面性」なのですが、これを上手くコントロールする秘訣は何かというと、
自分自身でその二面性を肯定し、外側にも素直に出していくこと
だと思うのです。
どちらの自分も肯定する
先ほどもお伝えしたように、僕の中には大きく二人の自分がいます。
- 他人に対して「優しい」「穏やか」という印象を与え、他人の評価をすごく気にする、表面の“イズバヤシ”
- 一方で「キレると怖い」「口調も激しい」「他人をバッサリ斬りたい」という、心の奥にいる“オニバヤシ”
この二人が心の中で常にせめぎ合っている状態です。
おそらくですが、こういった二面性は、どんな人にも多かれ少なかれあるとは思います。
ただ、僕の場合は、この“二人”が両極端であるため扱いが難しく、小さい頃からかなり苦しんできました。
ですが、30代も後半になって、ようやくコントロールの仕方がわかって来たのです。
その大きなポイントが、
- どちらの自分も、本当の自分である
- たとえ相反する考えや感情を抱いたとしても、両方とも正しく、どちらも大切なもの
- 人と接するときは、両者のバランスを取って、ほどよい言葉や行動で外に出していく
という風に、両方の自分を肯定することです。
決して、「こちらの自分が本当で、こっちの自分は間違っている!」とはしないことです。
自分の中で異なる意見や感情が起こったとしても、両者が矛盾していたとしても、それは全然間違いではなく、両方ともが本当の自分の考え・気持ちなのです。
ただ、それを矛盾したまま他人に見せると、相手にとって訳がわからなくなってしまうので、自分の中でほどよいバランスを見つけ、その上で外に出していく、という手順を踏みます。
少なくとも、どちらか一方の自分を否定してしまうと、その反動が後になってやって来ます(それが激しく表面化すると「ストーカー」や「モラハラ」と呼ばれるものになるかな、と)。
ですので、僕の場合、表面の優しい「イズバヤシ」にしても、心の奥にいる激しい「オニバヤシ」にしても、どちらも否定せず、どちらをもほどほどに受け入れてバランスを取ることが大切だと考えているのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
かなり感覚的なことですし、自分の心の中の話なので、上手くお伝えできなかったかもしれません(^^;;
ですが、心のなかに何らかの二面性を抱えて苦しんでいる人は多いのではないかと考え、こんな風に自分の事例を元に書かせていただきました。
もう一度ポイントを整理すると・・・
- 自分の中に相反する人格(二面性)がある場合は、どちらも肯定する
- 互いに矛盾し合う気持ちや意見を持ったとしても、両方とも受け入れる
(どちらか一方を否定したりしない) - ただし、他人に対しては、両方のバランスをとって、ほどよい言葉と行動で外に出す
- そのポイントとしては、「自分には二面性がある」「これから、こういう部分を出していきたい」とブログに書く
- そうすると、自分の中で準備ができて、スムーズに望む方向へ変化していける
となります。
少しでもご参考になるところがあれば幸いです。
自分が本来持っている特質を見極め、それを受け入れ、より心地よく人生を過ごせるようになるといいですね!(^-^)