「仕事ができない旦那のほうがいい!」と妻に言われました。
- いやいや。仕事ができんといけんでしょー!?
- それって男としての最低条件でしょー!?
- 家庭があるなら、なおさら頑張らんといけんでしょー!?
と思ったのですが、よくよく妻の話を聞いてみると、
「仕事ができることやお金を稼ぐことが、男の価値ではないんだな」
ということに気づきました。
一般的には、男は仕事ができたほうがいいし、家庭を持っているなら沢山お金を稼いだほうがいいと言われます。
ですが、それはあくまでも一般論であって、当てはまらない場合もある……
「少なくとも、僕の妻が求めているのは、そういう男性像ではないのだな」
ということに気付いたのでした。
そんなこんなで、
「男を磨きたい」と思っても、相手の女性によって磨き方が変わる!
ということを書いていきたいと思います。
仕事を頑張ることが男の魅力?!
ブログへのご来訪ありがとうございます! 「農マドワーカー」のいずばやしです。大阪の郊外で自然農法の田んぼをしながら、インターネット関連の仕事をしています。
少しユニークな働き方ですが、僕は仕事が好きです。
今の仕事そのものも好きだし、仕事している自分のことも好きだし、「頑張って働いている時間が長いほど男として立派!」と思っていました。
だから、以前は夜明けから日暮れまで田んぼで農作業をし、夜にはインターネットの作業をする、ということもしていました。
そうやって仕事を頑張ることが男の魅力を上げることだし、妻も喜ぶことだと思っていました。
ですが、違いました・・・。
妻が本当に望んでいたのは……
僕が仕事を頑張るほど、妻の顔は暗くなっていきました。
特に、寝る時間を削って仕事をしていると、口をきいてもらえなくなりました。
「なんでだ!?」
「オレはこんなに頑張っているのに?!」
「たしかに仕事が好きなのは自分のためだけど、家族のためにもなるじゃん!」
「てゆーか、仕事を一生懸命してる男に、女性は魅力を感じるものでしょ?!」
と戸惑いました。
ですが、これって完全なる僕の思い込みで、妻の求めているものではありませんでした。
妻が求めていたのは、
- できるだけ自分と子どもと一緒にいてくれる人
- しっかり体の休息をとって、自分や子どもと一緒に寝てくれる人
だったのです。
仕事よりも睡眠時間こそが男の価値!
「親子3人川の字で寝る時間の長さこそが、旦那の価値!」
と、先日 妻は言いました。
僕にとっては衝撃的な言葉であり、ある意味“名言”だったのですが、
妻にとっては「仕事よりも睡眠時間を優先する夫のほうが素晴らしい」
ということだったのです。
これは僕が持っていた価値観とは正反対でした。
なぜなら、僕は「仕事を頑張っている夫こそが素晴らしい」「仕事の時間が長いほど、男として魅力的」と考えていたからです。
ですから、妻からこの言葉を聞いたとき、今までの価値観がガラガラと崩れ、自分だけの思い込みから脱却することができました。
「そうかー。仕事こそ男の価値の尺度と思ってたけど、そうじゃないのかー!」
「妻が求めてたのは仕事なんかじゃなくて、僕がしっかり寝ることだったのかー!」
「なんで、世間の誰かがつくった価値観に、こんなにも縛られていたのだろうかー?!」
と気付いたのでした。
そして同時に、妻にも申し訳なくなりました。
僕の努力は妻の理想像と食い違っていた
妻とは、結婚してもうすぐ9年になります。
一応、仲は悪くなくて、上手くいっている方だと思います。というか、僕は妻のことが大好きです。
ですが、大好きであるにもかかわらず、この9年間、妻の想いを全然わかっていなかったということになります。
妻は
- できるだけ健康的に生活して欲しい
- ちゃんとゆっくり寝て欲しい
ということを僕に求めていたにもかかわらず、僕は
- 妻のためにも仕事を頑張ろう!
- 仕事できるのが立派な旦那の条件だ!
と思い込んでいたのですから。
つまり、妻が描く理想の男性像とは全く食い違った方向に、僕は向かおうとしていたことになります。
「もっと妻が喜んでくれる男になりたい」と思っているにも関わらず、努力の方向が完全に間違っているので、ムダな努力を続けていた、ということなのです。
「あちゃー! 9年間、何をしていたんだーーー?!」
と激しく後悔しています。
目の前にいる相手の話をしっかり聞く
とはいえ、時間は戻せないので、これからのことを考えます。
けれど、やるべきことはすごくシンプルで……
- 妻の話をしっかりと聞くこと
- 自分の価値観を疑い、思い込みに気づくこと
- その上で、自分と妻の望む方向へ進む努力をすること
となります。
日々を生きていると、いつの間にか色んな考え方に飲み込まれていきます。特にインターネットが発達した現代では、たくさんの情報が自分の元に飛び込んできます。
それゆえに、気づかぬうちに他人の価値観を取り入れたり、思い込みができあがったりします。
それ自体は悪いものではないですが、それによって大切なパートナーのことを無視するのは良くないと思うのです。
ですから、情報社会を生きるからこそ、目の前にいる妻の話をしっかり聞き、自分の価値観を疑うことが必要なのです。
世間や自分より相手の望みに合わせる
そして何より、「相手が本当に望むことは何なのか?」を聞き、それを素直に受け入れるのがいいでしょう。
いくら「男を磨きたい!」「魅力的な自分になりたい!」「妻に喜んでもらいたい!」と思っていても、相手の望まない方向に進んでしまえば、ムダな努力になってしまいますから……。
自分の中に勝手な思い込みがあればそれを手放し、パートナーが望む理想像をきちんと把握することが第一歩と言えます。
それがたとえ、世間の常識や多くの人の価値観と異なっていたとしても、本当に相手のことを想うなら、世間の常識や価値観は捨て去るのがいいと思うのです。
少なくとも、僕の妻は世間一般の価値観とは異なるようなので、
相手の望みに合わせて自分を磨いていきたい!
と思っています(^-^)
- 「男を磨きたい」と思っても、相手によって磨き方が変わるんだなー
- 世間の常識や価値観に縛られてはいけないなー
というのが、最近の大きな学びです。
あなたにとっても、何かしらご参考になる所があれば幸いです(^-^)