そのカフェは、お昼の14時を過ぎると、お客さんでいっぱいになります。
僕は人が多いことや騒がしいのは苦手ですが、そのカフェのサンドイッチが大好きです。
なので、そのカフェに足を運んでみました。
案の定、店内はお客さんでいっぱいでした。
でも、「できれば一人で静かに過ごしたい」という想いもありました。
そんなとき、心の奥から
「いいから、このカフェに入れ!」
「とにかく、ここで食べたい!」
という声が聞こえてきました。
だから、思い切って店内に入りました。
すると、驚くべきことが起こったのです。
自分の本心に従うことを意識!
ブログへのご来訪ありがとうございます! 「農マドワーカー」の泉林です(^-^)
最近、「自分の本心に従う」ということを、意識しています。
“本心”というものの説明が難しいのですが、無理やり言葉にすると「心の奥の願望」です。
あと、個人的なイメージで言うと、「お腹の奥から湧き上がってくる声」でもあります。
現代の多くの人が、頭で考えて行動を起こすことが多いように思います。ですが、それとは反対に、自分の心や体の下の方にある感覚を大事にする、ということですね。
めちゃくちゃ“頭で考える”タイプでした
かく言う僕は、典型的な“アタマで考えるタイプ”でして、これまでめちゃくちゃ頭で考えて行動したり、感覚よりも論理的な思考で日々の決断を下してきました。
けれど、最近になって、
「あ。アタマで考えてばっかだとしんどいな」
ということに気づいたんです( ̄▽ ̄)
実は頭で考えるのとは別に、自分の心の奥にある“本心”も、好き嫌いや感覚や願望を持っています。
38才という この歳になってようやく気づいたのですが、じっと心の奥(お腹の下の方)に意識を向けてみると、「これをしたい!」「あれはイヤ!」という感覚がちゃんとあるんですよね。
しかも それは、頭で考えるのとは全く別のことが多いんです。
人間はもともと“本心”に従う生き物
いえ。「ようやく気づいた」と書きましたが、おそらく小さい子どもの頃は、この心の奥の“本心”と行動が合致していたんだと思います。
赤ちゃんが「お腹がすいたー!」「さびしいーー!」「さむいーー!」「あついーーー!」と身体全部を使って泣くことからも、もともと人間は心の奥から湧き出す“本心”にしたがって行動するものなのでしょう。
ですが、成長するにつれて、両親からの躾(しつけ)があったり、学校教育があったり、はたまた友達との間でケンカしたり笑ったり……そうやって色々なことを経験して、どんどん知識を蓄積して、頭で考えるようになっていきます。
それはある意味、「他人と共存するため」だったり、「社会で生き抜くため」だったりするので、自分自身の生命を守る大切な働きです。
“頭で考える”だけだと不都合も
ただ、“頭で考える”ことが行きすぎると、不都合も出ます。
自分の心の奥にある“本心”が覆い隠されてしまって、「本当にしたいこと」や「本当にイヤなこと」がわからなくなってしまうんです。
特に、「イヤなこと」がわからなくなるのは一大事。
本当はイヤなのに無理やり頭で自分自身を説得して行動すれば、気づかぬうちにストレスが蓄積したり、体に支障が出たりしてしまいます。
頭では「良いこと」「メリットがあること」だと考えていても、心の奥では「イヤ!」「やりたくない!」と感じていたら、頭と心がバラバラになって、ひび割れが起こるみたいに、自分の身体や精神に無理が出てしまうんですよね。
今まで苦しかったのは“本心”を無視してたから?
「いやいや。そんなことはないで」
「頭で考えて判断して何が悪いの?」
「そもそも、自分勝手に生きたらアカんでしょ?」
というお声もあるかもしれません。
ただ、そういう考え方を学ぶ機会があったのと、他の方にも当てはまる事例を聞いているので、ある一定の確率で起こることだと思います。
少なくとも、僕自身の経験を振り返ると、
「うわー。自分の本心を全然感じてなかったー」
「だから、頭で考えて行動してばっかだったー」
「でも、そういう時って、たいがい上手くいかなくんだよなー」
「いや。むしろ、しんどくなって、状況が悪化することが多い気が……」
ということに気づき、
今まで生きづらさを感じたり、失敗を繰り返したりしていたのは、自分の“本心”を感じてなかったからかも!
と思ったのでした。
自分のできる範囲で“本心”を優先する
ですので最近は、
- 心の奥の“本心”が「やりたい!」と思ったことを素直にやったり
- 逆に、“本心”が「イヤだ!」と思ったことはやらない
ということをしています。
もちろん、以前からの約束があったり、仕事だったりしたら、ちゃんとやります。
でも、それとは違うところで、自分の自由が効く範囲内であれば“本心を優先する”ということをしているのです。
すると、不思議なことに、ビックリするようなことが起こるんです!!
“本心”に従って人気のカフェに行ってみた
実は今日も、「自分の“本心”に従ってよかった!」という出来事がありました。
お昼過ぎ、気分転換と食事をしたくて、近所のカフェに出かけたのですが、そこでの出来事です。
人気のカフェで静かに過ごしたい!
そのカフェはけっこう人気のお店で、お昼の14時から16時くらいのティータイムにはお客さんでいっぱいになります。
満席にまではならなくても、おしゃべりに花を咲かせる人が多く、店内がかなり賑やかになるのです。
なので、今日そのカフェに行きたかった僕は、「お客さんが少ない静かな時間に行こう!」と思っていました。
けれど、午前中の仕事が長引いて、まさに14時を過ぎるタイミングになってしまったんです。
ですので、めっちゃ悩みました。
「ここのカフェのサンドイッチが食べたいーーー」
「けど、静かな場所で過ごしたいーーーーーー」
「この時間だとお客さんが多くて、ゆっくりできないーーー」
「どうしよう?!?!?!」
……と。
“本心”の「とにかく入れ!」
ですが、そんな状況の中で、心の奥に意識を向けてみたんです。
すると、「このお店へ行きたい!!」という声が返ってきました。
(実際には「声が聞こえた」というよりも、「そんな感覚がした」という感じですが)
むしろ「とにかく入れ!」くらいの感覚が湧いて来ました。
なので、その心の奥の“本心”にしたがってお店へ入りました。
「あのー。1名なんですけどー」と告げると、店員さんは少し困ったような顔をして店内を確認しに行きました。
僕も店内に見渡すと、人が多くて空いている席が見えません。
「しまった……満席かな?」
「たとえ空席があったとしても、静かに過ごすのは無理だな」
と、あきらめかけました。
すると、「奥へどうぞ」と、店員さんが声をかけてくれ、お店の一番奥のスペースへと案内されたのです。
“本心”の願いが叶った!
そこは、10名ほどの団体が会食できるような専用のスペース。
普段は開けていないところなのですが、今日は僕が入ったタイミングで解放されたのでした。
しかも、一般の客席スペースとの間に仕切りがあり、他のお客さんの声があまり響いてきません。
「うわ! スゴ!!」
と思ってしまいました。
- 「このお店で食べたい!」
- 「静かに過ごしたい!」
という僕の心の奥の“本心”が、見事に叶ってしまったのですから。
静かにゆっくりできたミラクル
しかも、その後、僕がお店を去るまで、その専用スペースに他のお客さんはやって来ませんでした。
僕の隣にはまだ7〜8名が座れるスペースがあったので、きっと新しい来客があれば、そこに通されていたはずです。

ですが、僕がサンドイッチを食べて、ゆっくりとコーヒーを飲んで、ふぅーーーっと一息をついて出て行く60分近くの間、そこには誰もやって来なかったのです。
「うそ!? 人気のお店の人気の時間帯なのに、一人で静かに過ごせてしまった!」
となったのです。
「ゆっくり一人で静かに過ごしたい」という願望までもが、見事に叶った瞬間でした。
“本心”に従うってめっちゃ大事!!
こんな出来事があったので、
「そうかー。“本心”に従うって、めっちゃ大事なんだ!」
「てゆーか、“本心”で願ったことって叶うんだ!!」
と実感してしまいました。
今までの僕は、
- 頭で考えることこそ正義!
- 感覚だけで決めてはダメ!
- 理論的に説明できないと意味がない!
- 理屈こそが、この世の中を動かすんだ!
みたいに考えていました。
もちろん それも正しい部分はあると思います。
ですが、それだけではなくて、理屈のない感覚的な部分や、自分の心の奥から湧いてくる願望をキャッチすることも、めちゃくちゃ大切なのだなと思うのです。
というわけで、今までは“頭でっかち”で生きてきた人間ですが、これからは『本心や感覚に従う』ということを取り入れて生きていきたいです(^-^)
あなたがもし、頭ばかりで考えて苦しくなってしまっているのなら、自分の自由のきく範囲で“本心”に従ってみると、何か変化があるかもしれません☆