昨日のことです。
カフェにいた妻に、隣の席からこんな声が聞こえて来たそうです。
「うちの旦那、買い物に行くときまで付いてくるのよー。何もしないくせに!」
「うちの旦那は、私が夜遅くに帰るとき、ずっと一人で起きてる……。で、私が帰っても何かするわけでもなく、すぐに寝ちゃうの」
「あー、わかるー。初めから一人で寝てろよ!って思うよね」
「わかるー。うちもよー」
「もう、なんで男って、あんなにめんどくさいのかしら???」
ざっくりとですが、こんな会話だったそうです。
年齢層としては50〜60才くらいのお姉様方。
でも、30代である妻も「わかるーーーーー!」と思ったそうです。
僕としては若干 耳の痛い話ではありますが、これを聞いて一番に思ったことは妻とは全くの逆で
「あー。その旦那さんたち、奥さんのことが大好きなんだなー」
ということでした。
奥様たちが「めんどくさい」と感じる行動が、男にとっては実は愛情表現。
今日はこのことについて書いていきたいと思います!
旦那がめんどくさい!
ブログをご覧いただき、ありがとうございます! 「農マドワーカー」のいずばやしです(^^) 大阪の郊外で自然農法のお米作りをしながら、インターネット関連のお仕事をさせていただいています。
そうやって自分なりの働き方や生き方をできているのは、一緒に暮らしてくれている妻のおかげですが、どうやら僕の感謝や愛情は上手く伝わっていないことが判明いたしました。
「旦那って、面倒くさい……」
そう感じていることが、昨日わかったのです(T-T)
どれだけ年を重ねても……
冒頭でお話しした通り、昨日の昼下がりにカフェに入ったら、隣で6名ほどのお姉様たち(50〜60代)がいらっしゃり、旦那様の不満話を繰り広げていたそうです。
いえ。「不満話」というより、
- うちの旦那って、行動の意味がわかんないのよね
- なんでいちいち、こちらの手間がかかることをするのかしら?
- 男って本当に面倒くさい!
という、“男”というものへの疑問や本音です。
それを聞いた妻も激しく同意したらしく、内心「うんうん」「わかるわかる」と呟いていたとか……。
これにより、僕は「めんどくさい旦那」ということが判明し、同時に「50代〜60代になってからも“面倒くさい”と思われるだろう」という絶望的な未来予測が成り立つことになったのです。
“めんどくさい”行動の真相
ですが、その話を聞きながら、僕は逆に
「あー。旦那さんたちは、きっと奥さんのことが大好きなんだろうなー」
と思ったんです。
どうしてかと言うと、僕自身もそういう“面倒くさい”行動を取ってしまうのがわかるから。
そして、そういった行動を取るのは、“妻を想うがゆえ”だからです。
旦那の“めんどくさい”行動
先ほどの奥様たちが「面倒くさい」と思っていた行動を、もう少し詳しく書くと……
- 日常の買い物までにも一緒についてくる
(奥さんとしては、本当は一人でいたいのに!) - しかも、一緒に来たのはいいが、荷物を持ったり何かしてくれるわけではない
(役立たず! 意味わからん!) - その上、自分が一生懸命買い物をしていると、「それ高いんじゃないか?」「他にいいのがあるんじゃないか?」と文句ばかり言う
(口ばっかりで邪魔するんなら、家に引っ込んでろ!)
という状況であったり、
- 時々、一人で外出して夜遅くに帰ったら、旦那が一人で起きて待っている
- だからといって、帰宅したら何かをしてくれるわけではなく、そのまま一人で寝てしまう
- しかも「遅いやんか……」と文句まで言われる。
(そんなんやったら、先に一人で寝ていろ!!) - 「一人で起きている」という行動に全く合理性や意義がなく、むしろ邪魔をしているようにしか思えない
という感じであったりします。
本当に、こうやって客観的に見ると、
「男って、なんてアホなんやろう?」
「めんどくせーーーーー!!」
と、同じ男の僕でも思います。
旦那さんたちの真意は?
じゃあ、こういった謎の行動を取る旦那さんたちの真意は、どういうものなのか?
あくまで推測ですが、僕なりに分析してみると……
買い物へついて行くケース
- 単純に一緒にいたい
- 妻が普段どういう行動をしているのか気になる
- だからと言って、自分自身は買い物のことは全然わからない
- わからないけれど、何かはしたいので、わかりそうなところで口を出す
(旦那さんとしては善意なのだが、奥さんにとっては「邪魔」と映る) - あるいは、プライドが高くて「荷物を持つ」などの行動は取れない
- そもそも、気遣いができない
- でも、やっぱり一緒にはいたい
夜遅くまで起きて待っているケース
- 奥さんのことが純粋に心配
- せめて自分のできることをしたい
けれど、ご飯を作ったり家事はできないから「ひたすら待つ」という行動になる。 - あるいは、「自分が遅く帰って来るときは、君には待っていて欲しい」というメッセージの裏返し
- 帰宅する姿を見たら安心する。
でも、何か家事などができるわけでもないから、それだけで寝てしまう
(奥さんにとっては「何のために起きてたん?」「最初から一人で寝てろよ!」となる) - とにかく「君のことをちゃんと気にしているよ」という気持ちを伝えたい
……という風に
こういった真意が、その“面倒くさい”行動の裏側にあるのです。
つまり、本当は奥さんのことが「大好き!」なのに、それを上手く表現できなくて、「めんどくさいなぁ……」と映ってしまうんですね。
不器用ですから
一言で言ってしまうと、愛情表現が下手くそなんです。
高倉健さんではないですが、不器用なんです!
だから、本当は愛情や気遣いを表現したいので、受け取る奥さんの側としては「面倒くさい」と映ってしまうのです。
そこには、
- 「男はこうあるべき」という昔ながらの考えだったり
- 「長年、仕事を頑張ってきたから」であったり
- 「男が女に甘えるなんてダメ」というプライドだったり
色んなものがあるのでしょう。
それが障害になって、愛情表現が上手くできないでいるのです。
かまってほしい“ガキ”です
あるいは別の見方をすれば、そういう面倒くさい行動は、子どものように未熟な精神状態から起こっている可能性もあります。
先ほどの買い物の例にしても、夜遅くまで起きている例にしても、究極のところは
- 妻にかまってほしい
- 自分のことを見てほしい
というシンプルな欲求から起こっています。
要するに、子どもなんです。“ガキ”なんです。
これは僕自身を客観視しても感じることですが、精神状態は少年時代からほぼ変わっていません。
いえ、それよりもっと幼い頃の幼稚園とか小学校の頃から、根本的なところは変わっていないのではないかと思うくらいです。
だから、男はみんなガキなんです。
そんな奴らが取る行動なのですから、意味がわからなくて当然で、「めんどくさい」となってしまうのも自然な結果と言えるのです。
お互いどうすればいいか?
ただ、「男はガキなんだ」「女性はそれを面倒くさいと感じて当然なんだ」で終わってしまうと、建設的な方向へは行きませんから、ここで多少の改善策をお伝えできればなー、と思います。
あ。あくまで個人的な見解なので、採用されるかどうかは自己責任でお願いします( ̄▽ ̄)
男性がすべきこと
- 「自分はガキである」と自覚する
- その上で、妻のことが本当に好きなら、それを素直に表現する
- 気持ちは行動ではなく、言葉で表現する
- 昔からの考え方やプライドは捨てる
- 相手の気持ちを考え、邪魔にならない行動をとる
- 自分の中に「かまってほしい!」という気持ちが湧いたなら、逆にそれと同じことを妻に対してする
(=女性の話をよく聞くようにする)
女性がすべきこと
- 「あー。男ってガキなんやね」と認識する
(ある意味、「あきらめる」「期待しない」ということでもあります) - 「めんどくさっ!」「意味がわからん!」となった場合は、「実は愛情の裏返しではないか?」と探ってみる
- それでもやっぱり面倒くさく感じたら、「なるほどー。ガキやから構って欲しいんだな」という視点で接する
(ある意味、男を上から目線で見る) - ただし、ガキ扱いしたら余計に相手の機嫌を損ねるので、達観した視点を持ちつつ、相手の下手(したて)に出る振りをしたりテクニックが必要
(イメージで言えば、お釈迦様が孫悟空を手のひらの上で転がす感じ) - もし「ガキだけど可愛いなー」と感じたら、素直に愛情を注いであげる
こんな風にすれば、「めんどくさい」と感じることは減り、お互いに良好な関係を築くことができると考えます。
まとめ
さて。ここまで、 “めんどくさい旦那”の一人として、その面倒くさい原因とそこから改善するための方策をお伝えしてきました。
最後にもう一度整理すると……
- 「めんどくさい」と感じる旦那の行動は、実は愛情の裏返し
- 本当は奥さんのことを「大好き」であるため、その行動を取っている可能性が高い
- その原因は昔ながらの考え方やプライド、そして「男は元来ガキである」という性質に基づく
- ゆえに、女性は男性を「ガキ」として達観した視点を持つと良く、男性は余計なプライドを捨て素直な気持ちを女性に伝えることがポイント
という感じになります。
少しでもご参考になるところがあれば幸いです(^^)
最後までお読みいただき、ありがとうございました!!