一年以上にも渡る娘のトイレトレーニング……それが遂に、終わりの時を迎えようとしています!!
先日、「なかなか進まなかった娘のトイレトレーニングが上手く行き始めた」という話を書かせていただきました。

要点をまとめると、
- トイレトレーニングが難航した原因は、子ども本人がパンツの濡れに鈍感だったから
- だから、オシッコをしても気づかず、「パンツが気持ち悪くなるからトイレへ行こう!」というモチベーションが働かない……。
- けれど、別のモチベーションに切り替えたら、トイレへ行けるようになった!
というもの。
そして、ここ数日の努力で、トイレが日常の習慣になってきたのです!!
今回は、トイレトレーニングにおいて、トイレへ行くことを習慣化する方法をお伝えしていきます!!
決まった時間ごとにトイレへ!
トイレの習慣を身につけさせるのはどうすればいいのか?
答えは単純で、「決まった時間ごとにトイレへ連れていく」というものです。
時間を決めて親がトイレへ誘う
現在、娘は2時間から2時間半ごとにトイレへ行くようにしています。
僕が時間を見て、「2時間経ったからトイレへ行こう!」と誘い、便器に座ってもらっているのです。
こうやって、娘はパンツにオシッコを漏らすことがなくなり、1日のオムツの数が1枚だけになりました!(オムツは夜の間だけ)
「なんや、そんなことか……」と思われるかもしれません。
いえ、僕もそう思っています(^^;; なんでこんな単純なことに気づかなかったのか、と。
子どもの意思表示を待つべき?
少し言い訳をさせてもらうと、今まで使っていたトレーニングパンツのパッケージには
「お子さんが気持ち悪そうにしたり、トイレの意思表示をしたら、トイレへ連れて行きましょう!」
と書かれていました。
他にも育児雑誌を読みましたが、似たことが書かれてありました。
だから僕は、ここにばかり目を向けてしまったのです。
「子どもが意思表示をするまで待とう」と。
うちの子は意思表示をしません
ですが、うちの娘はオシッコの濡れに鈍感です。
それゆえに、「トイレに行きたい!」というモチベーションもありません。
ですから、オシッコしたいときにモジモジすることもなく、トイレの意思表示もありませんでした。
そのため、トイレへ行くきっかけがつかめず、トイレトレーニングが長引いてしまったのです。
つまり、彼女は自らの排便に鈍感なため、身体反応や意志ではトイレへ行くタイミングがつかめないのです。
親が連れてくしかないじゃん!
となれば、どうすればいいか?
親である僕がコントロールして、決まった時間にトイレへ連れていく
というのが、最もシンプルであり効果的な方法だったのです。
今までの娘の様子から、3時間を越えるとパンツにお漏らししてしまうことがわかっていました。ですので、それより短い時間の周期で、定期的にトイレへ行くようにしたんです。
子どもの自発的な行動を待つのはダメ?
正直に言うと、「親がコントロールする」ことには抵抗がありました。
今まで読んだ本にも、「子どもの意志を尊重して」とか「お子さんがトイレへ行きたくなる素振りを見せたら」といったことが書かれていましたから。
それに僕自身も「娘の意志やペースを大事にしたい」と思っていました。
ですが、それでは事態は進まなかったのです。
というか、「子どもの意思表示を待つこと」は、むしろ娘の個性を無視することになります。
「トイレへの意思が湧かない」という個性
繰り返しになりますが、娘は自らの尿意に気づきません。
これは欠点のように見えますが、まぎれもなく彼女の個性です。
そして、この“個性”のため、トイレへ行く意志が湧くことがないのです。
つまり、
- 「意思表示を待とう」と言っても、その“意思”がそもそも無く
- 「トイレへ行く意思が湧かないこと」が、むしろ子どもの“個性”
というわけです。
子どもの個性に合わせた方法を
となれば、その“個性”に合わせて、親が対処するのが得策です。
ですから、子どもがトイレへ行く習慣を作るために、親がコントロールするという方法を取ったのでした。
「コントロール」と言うと聞こえは悪いのですが、今までトイレトレーニングを続け、子どもの状態をよくよく見極めた結果が、この方法でした。
親のコントロールのさじ加減
「無理やり」じゃないけど強気に
とはいえ、「親がコントロールする」と言っても、「無理やりに」というわけではありません。
無理やりトイレへ連れて行って、トイレのことが嫌いになったら、元も子もありませんから(^^;
ですから、彼女の様子を見つつ嫌いにならない範囲で……でも、ちょっぴり強引に、トイレへ連れて行くようにしたんです。
このさじ加減が非常に難しいのですが、強気になることも必要だと思います。
そして、これが功を奏しました。
“ちょっぴり強引に”トイレへ誘う
この「2時間ごとにトイレへ連れて行く」という方法は、始めてまだ数日です。
ですが、娘はみるみるうちにトイレへ行く習慣がついて来ました。
初めは僕がトイレへ誘っても「行かなーーい」と言っていましたし、トイレへ入っても、なかなか便座に座ってくれませんでした。
ですが、
「トイレ行こう!」
「アンパンマンのパンツを履けるようになろう!」
(娘はアンパンマンが大好きなのです)
と一生懸命励ましたり、時には
「時間が来たから、とにかくトイレへ行くのだ!」
と、僕が強い意志を示していると、いつの間にか、すんなりトイレへ来てくれるようになったのです。
つまり、最初は“ちょっぴり強引に”だったことが、何度も繰り返すうちに子どもの“自主性”に変わっていったというわけです。
子どもの“自主性”に変えていく
親の強制は良いこと?
あ。でも、こんなことを書くと、「親が子どもに強制するのは良いことだ」と取られてしまうかもしれません……。
ですが、決してそうではありません!
僕もやはり、娘の意志や自発的な行動を大事にしたいと思っています。
けれど、今回のトイレトレーニングについて言えば、子どもの自発的な行動を待っているだけだと、事態が進展しなかったのです。
そして、むしろ“ちょっと強引に”親がコントロールすることが、子どもの個性を生かすと考えました。
親のコントロールはあくまで“きっかけ”
別の言葉で言い換えると、
「親が子どもをコントロールするのは、最初のきっかけにとどめる」
ということです。
トイレトレーニングから話がずれますが、以前、子どもに食事前の手洗いを教えたことがありました。
その時も、娘は手洗いを嫌がっていたのですが、「そんなんアカン!」「食べ物に対して失礼や!!」と、かなり強気な姿勢で食事前に手を洗わせていました。
すると、最初はイヤイヤ手を洗っていたのが、いつの間にか様子が変わり、娘自身が「ご飯だから手を洗うー!」と言うようになったのです。
今では、僕が手を洗うのを忘れると、「手 洗ってない!」と怒られてしまうくらいで……(^^;;
親が“きっかけ”を作り子どもの自主性を育てる
こんな風に、最初は親の強気なコントロールだったとしても、そこから次第に子どもの自主的な習慣につながっていくことがあります。
むしろ社会生活で必要なことは、親がコントロールして“きっかけ”を提供すべきだとも思うのです。
今回のトイレトレーニングについても、
「ここはちょっぴり強引にでも、トイレへ行ってもらおう!」
「親のコントロールをきっかけに、この子の自主的な習慣につなげよう!」
と考えたのです。
まだどうなるかわかりませんが、いずれは手洗いと同じように「トイレへ行かないと気持ち悪い」という状態になってもらえたらと思っています。
トイレトレーニングから学べる大切なこと
……って、すみません。今回のブログは
「子どもにトイレの習慣を身につけてもらうには、決まった時間ごとに親がトイレへ連れて行くと良さそう!」
というだけのものだったのですが、思いのほか長くなってしまいました(^^;;
ですが、トイレトレーニング一つを取っても、子育てに重要なことが詰まっていますし、親としてどうするべきかを真剣に考えてしまいます。
ここに書いたことが正解というわけではないので、これから子どもと一緒により良い形を見つけていきいたいです。
これからもトイレトレーニング、根気強くがんばります!!
▼続編、書きました!
