「今まで得意だったことが出来なくなった……」
ということってありませんか?
僕は今、まさにその状態です。
今まで楽しく書けていたブログが書けなくなりました……。
これまで毎日記事を書いてきて、とても心地よくて、充実感を感じていたのに、2〜3日ほど前から急に書けなくなったのです。
いわゆる“スランプ”ですね(- -;;
今日もこうやって頑張って記事を書いてはいますが、記事作成画面を開くのも苦しいです。言葉も上手く出てきません。
なぜでしょう?
今までは、あんなに楽しくて、あんなにスラスラと書けていたのに・・・。
これはまるで、『魔女の宅急便』で主人公のキキが、突然 空を飛べなくなった時のよう。
そんなわけで、『魔女の宅急便』からヒントをもらいながら、この苦しいスランプから抜け出す方法を考えていきたいと思います。
今まで出来ていたことが出来なくなった!
ブログへのご来訪、ありがとうございます! 「農マドワーカー」のいずばやしです。
僕は日々ブログを書いていますが、急に文章が書けなくなりました。
昨日なんかうまく言葉が浮かばず、1つの記事を書くのに4時間もかかる始末・・・。
要するに、めっちゃスランプなわけですね。
書いては消し書いては消しを繰り返しながら仕上げたものの、自分の記事がダメダメに見えて、気持ちは落ち込むばかり。
結果、書くことそのものが、とても苦しくなってしまいました。
今まで、あんなに楽しかったのに・・・。
今まで、何も考えなくても、普通に書けていたのに・・・。
『魔女の宅急便』と同じだ
こんな状況になってみて、ふと思い出したことがありました。
それは、映画『魔女の宅急便』です。
「あ。得意なことが出来なくなるって、主人公のキキと同じだ」と。
突然飛べなくなった魔女のキキ
『魔女の宅急便』というのは、スタジオジブリの宮崎駿監督が1989年に発表した作品ですね。
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主人公の魔女キキは、古くからの掟に従い、13才で親元を離れて旅立ちました。そして、見知らぬ街で見知らぬ人と出会いながら、自分の力で働いて成長していきます。
その中で、何の特技も取り柄もなかったキキは、魔女として唯一できる「ホウキで飛ぶ」という能力を使い、宅急便の仕事を始めることになりました。
最初は失敗もありつつも、周りの人の支えもあって仕事も軌道に乗り始めた矢先、突然ホウキで空を飛べなくなってしまうのです。
「今まで普通に飛べていたのに、どうして?」
「唯一の特技が出来なくなってしまった、私どうしよう?」
というスランプ状態に落ち込んでしまうのです。
原因や理由が明確に描かれない
って、おなじみのストーリーなので、改めて解説する必要はないかもしれません。
ただ、ここで注目すべきは、「飛べなくなった理由がよくわからない」ということ。
キキ自身も「わからない」と言っているように、突然飛べなくなった原因や理由が明確に描かれていないのです。
飛べなくなる前あたりに
- 宅急便の仕事でショックな出来事があったり
- ちょっと気になる異性との間でイヤなことがあったり
- それによって自己嫌悪を抱いたり
という描写がありましたが、これらが「飛べなくなる」ということに直結しているわけではないのです。
まさに、理由もなく突然できなくなってしまったのでした。
出来なくなった理由がわからない
これは現在の僕にも、非常によく似ています。
書けなくなってしまった原因が全然わかりません(T-T)
今この記事を書くのも悩みながらキーボードを打っていて、時々泣きたくなるくらい辛くなります。
ですが、どうしてこんなに苦しいのか理由がわかりません。
キキが突然飛べなくなったように、突然書けなくなってしまったのです・・・。
誰にだって起こること
でも、こういうスランプって、多くの人にも起こることですよね?
- 好きだったことが、理由もなく苦しくなる
- 得意だったことが、急に調子が悪くなる
- 何も考えずに自然にできていたことが、突然できなくなる
- どうやってやっていたのか、全くわからなくなる
仕事でも趣味でも、何かに継続して取り組んでいると起こってしまうことだと思います。
『魔女の宅急便』の中でも、これと同じことが描かれていて、主人公キキが出会って仲良くなった絵描きのウルスラが、
「私も、描けなくなることあるよ」
と言っています。
今まで自然に出来ていたことや得意だったことが突然できなくなるというのは、人間が生きていれば普通に起こることのようなのです。
解決方法は?
では、こういったときには、どうすればいいのでしょうか?
ウルスラは、自分が描けなくなったときの対処法をこんな風に言っています。
- 描いて描いて描きまくる!
- それか、休む。描きたくなるまで何もしない。
……と。
つまり、これを一般化させると
- 得意だったことが出来なくなったも、とにかく何でもいいからやりまくる!!
- 出来なくなったり苦しくなったのなら、いったん辞める。離れる。
ということになります。
このどちらかが良いのかは、その人の個性や状況によりますが、結構シンプルな解決法ですよね?
あがいてます
で。僕自身はどちらを選択したかというと、「やりまくる!」の方です。
とにかく自分の文章が嫌でも、書くことが苦しくても、書いて書いて書きまくろうと思ってます。
だから、今日もこうやって書いています。(案の定、いつもより時間がかかるのと、頭の中がグチャグチャしてて、書いていてかなりツライですが・・・(T-T))
あと、ライティングのコツについて書かれた本やサイトを見て回ったりもしてます。それをすると、自分がいかに出来ていないかを痛感して、逆に苦しいのですが、ここで止まるのは嫌なので、とにかく進んでいます。
いや。もう「進む」というより、あがいてます。
ジタバタとあがいてます。
ウルスラが「描いて描いて描きまくる」と言ったように、僕もとにかく「書くこと」に取り組んで、あがいてあがいてあがきまくって、その先に見えてくるものを目指したいと思ってます。
もしあがいてあがいてあがきまくって、力尽きるくらいまでやり切って、ボロ雑巾みたいになって、それでも何も見えて来ないのであれば、それは僕に向いていないことなので辞めます。
でも、限界が来るまでは、たとえ苦しくてもつらくても、何回泣いても、自分の出来なささがどれだけ悔しくても、あがき続けたいと思います。
まとめ(血で飛ぶ)
そういえば、「魔女って、どうやって空を飛ぶのか?」とウルスラに聞かれて、キキはこんな風に答えています。
「“血”で飛ぶんだって」
・・・と。
これまた意味深で、解釈の分かれる言葉ですが、個人的には「すでに自分の中にあるもの」「生まれもったもの」と解釈しています。
得意なことが出来るのも意味や理由がない
おそらく、「魔女は特殊な能力を後天的に身に付けて空を飛ぶわけではなく、もともと備わっている能力で空を飛ぶことができる」ということでしょう。
しかも、“血”は身体的に欠かせないものなので、「本能的に飛んでしまう」「意味や理由もなく無性に飛びたくなってしまう」という意味も含んでいるのだと思います。
あるいは、生まれるときに天から授かったもの。自分の天命や人生をかけてやるべきこと、という意味もあるのかもしれません。
つまり、一言で言うと、「どうしてもやらざるを得なくなってしまうこと」であり、それによって意味や理由や方法もなく、空を飛ぶことができるのです。
とことん継続するか休むか
となると、得意なことが出来なくなるというスランプ状態に陥ったとき、脱出する方法はすごくシンプルです。
どうしてもやらざるを得なくなるまで、とことん継続するか休むかのどちらか
ということになります。
『魔女の宅急便』の中では、その後、友人のトンボが危機に陥り、キキはどうしても飛びたくなる……飛ばざるを得ない状況になりました。
そして、再び飛ぶことができました。
ひどいスランプを脱出することが出来ました。
だから、僕にとって文章が本当にやりたいことであるなら、書くことが僕の“血”あるなら、また「文章を書かざる得ない」「どうしても書きたくなる」状況が訪れるはずなのです。
もしそれが来なければ、すっぱり辞めるまで。
それまでは、とことんあがいてみたいと思います。
もしあなたが何か壁にぶつかってスランプに陥っているなら、僕のこの経験が少しでもお役に立てれば嬉しいです(^-^)