農業

稲わらの販売価格はどれくらい?え?どうしてこんなに高いの?!

稲わらの販売価格はどれくらい?

「稲わらが欲しいんですけど!」

昨日、田んぼで作業をしていたら、いきなりこんな風に言われました。

しかも、見ず知らずの通りがかりの人にです。

僕は「ふざけんな!」と思いました。

手を離せない作業中だったのもありますが、稲わらはそんな簡単に渡せるようなものではないからです。自分には本当に貴重なものなのです。

ただ、通りがかりの人が、しかも こちらの作業中に「稲わらが欲しい」と言ってくるというのは、それだけ需要があるということなのでしょう。

ホームセンターなどでも販売していますが、そこそこの価格がします。

そんなわけで

  • 稲わらの販売価格はどれくらいか?
  • どうして稲わらには価値があるのか?

について、書いていきたいと思います。

コメントにてご指摘をいただきましたが、ここに書いていることはあくまでも一個人の考え方・感じ方です。

全ての農家さんがこうだというわけではないので、くれぐれもご了承ください!

いえ。むしろ僕のような考え方は珍しく、快く稲わらを譲ってくれる農家さんは多いと思います。

ただ、個人的には「どうせ余り物でしょ?」「大事ではないんでしょ?」と考えていらっしゃる方が多いように感じたので、このような記事を書かせていただきました。

その点を踏まえてお読みいただけたら幸いですm(_ _)m

稲わらの販売価格って?

まず、稲わらの販売価格はどれくらいなのかですが……身も蓋もなく言ってしまうと、ピンからキリまでです(- -;; もうホントに様々な値段で販売されています。

  • 24kgで3,800円だったり(1kgあたり158円)
  • 8kgで1,800円だったり(1kgあたり225円)
  • 10kgで6,500円だったり(1kgあたり650円)
  • 3kgで2,320円だったり(1kgあたり773円)

というように、「基準はどこにあるねん?!」という感じで、めっちゃバラバラな価格なのです。

どうしてこんなに値段が違うの?

なんでこんなに値段が違うのか? これは稲の産地や栽培方法、梱包形態の違いによるものです。

例えば、先ほど挙げた中で一番安かった24kgで3,800円(1kgあたり158円)の稲わらは……

中国産の稲わらを輸入して販売していらっしゃいます。そして、稲わらもギュッと圧縮された形で梱包されています。

でも、圧縮しないタイプは8kgで1,800円(1kgあたり225円)と少し安くなります。

一方、10kgで6,500円(1kgあたり650円)のものは……

稲わらの産地は国産。そして、圧縮せずに藁がそのままの状態で梱包されています。

そして一番値段の高かった3kgで2,320円(1kgあたり773円)のものは

無農薬で有機栽培されている稲わらです!

つまり、国産のものであったり、こだわりの栽培がされているものほど価格が高くなるということですね。

どの稲わらを買えばいいの?

「じゃあ、どんな稲わらを買えばいいの?」となられるかもしれませんが、すみません……これは一概には言えません。

先ほど挙げたものはネット販売ですから、送料もかかってしまいます。ですから、お近くのホームセンターなどで購入される方が安く済むことも多いでしょう。

それに、稲わらの用途によっても、購入するものは変わります。

稲わらの用途は?

稲ワラを購入されるということは、ご自宅で何らかの形で使われると思うのですが、多くの場合は家庭菜園での敷き藁にされるのだと思います。

ですが、その畑の栽培方法や方針によって、使うべき稲わらは変わりますよね?

例えば、ご自宅の畑が無農薬で有機肥料だけで栽培されている場合は、農薬や化学肥料の使われた稲わらは持ち込みたくないはずです。となれば、先ほどの一番価格の高い無農薬稲わらを選択することになるでしょう。

あるいは、「無農薬でやってるんだけど、敷き藁にはそこまでこだわらない」という場合は、国産の大容量の稲わらを選択する手もあります。

「いやいや。全然こだわりなんてない。安ければいい」という場合は、輸入された安い稲わらを購入されることになると思います。

あと、これは家庭菜園ではなくなるのですが、稲わらで燻製を作られるというケースも聞きます。こんな場合は、ダイレクトに食べ物に関わるので、稲わらの品質も気にする必要があるでしょう。

こんな風に、ご自宅の畑の方針や栽培方法、稲わらの用途によって、購入すべきものが変わるのです。そして、必然的に値段も変わってしまうというわけですね。

どうしてこんなに高いの?

ただ、ここでこんな風にお思いかもしれません。

「そもそも、稲わらってどうしてこんなに高いの?」

……と。

そうなんです。先ほどの価格一覧を振り返ってもわかるのですが、稲ワラって値段が高いのです。

現在スーパーのお米って、安いものでだいたい10kg3,000円で売られています。1kgにすれば300円ほどになりますが、稲ワラもそれに匹敵するか、それより高い値段なんですよね……。

稲作の主目的である「お米」よりも、副産物であるはずの「稲わら」の方が価格が高いというのは、少しおかしな現象かもしれません。

正直なところ、ネットショップやホームセンターの価格の根拠は僕にはわかりません。

ですが、個人的には稲ワラは本当に価値の高いものであり、値段が高くて当然だと考えているのです。

稲わらの本当の価値とは?

僕は昨日、脱穀の作業中でした。その作業中に「稲ワラをください」と通りがかりの人に言われ、めちゃくちゃ腹が立ってしまいました。

「ふざけんな! ワラがどれだけ大切なものやと思ってんねん!!!!」

と怒鳴りたくなりました。

実際には、機械での作業中で手が離せなかったので怒鳴ることはしなかったのですが、本当に本当に腹立たしい気持ちでいっぱいでした。

どうしてこんなに稲わらが大切なのか?

それは、稲わらは来年のお米を育てるために貴重な材料だからです。

わかりやすく言えば、「今年の稲ワラを土に還すことで、来年のお米の肥料になってくれる」ということですね。

正確には“肥料”ではなくて、土を良くしてくれるのですが、何にしても、来年の米作りには欠かせないものなんです。

だから、僕の気持ちとしては、稲わらは絶対に渡したくないし、どれだけお金を積まれても売りたくないものだと感じています。

【2019年3月15日追記】

冒頭にも書かせていただきましたが、こんな風に感じるのはあくまでも僕個人の感覚です。

全ての農家さんに当てはまるわけではありませんので、そこはご了解ください!

むしろ、無料で快く稲わらを譲ってくださる農家さんも多いと思います!!

この記事を書いてから1年以上が経って、「これくらいのことで腹を立てていたのか……」と自分が恥ずかしくなってしまいますが、ある意味の黒歴史として晒しておきます( ̄▽ ̄;;

自然農法には欠かせない稲わら

僕は農薬や肥料を使わない方法でお米を育てています。

色々な経緯があって この方法に行き着いたのですが、やっぱり良いものを育てたいですし、お米作りのことを大切に考えています。

ですから、来年のお米を育ててくれる稲ワラのことも、とっても大切に感じてしまうのです。

それに、今年も色々な苦労と時間を経て育ってくれた稲です。

そこから生まれてくれたワラを、やすやすと「タダでください」と言ってくる人に渡すわけにはいかないのです。

他の農家さんの話を実際に聞いた訳ではないですが、僕自身は稲ワラに対して、そんな気持ちを抱いています。

稲わらは本当に貴重で価値の高いもの。

だから、値段が高くなるのは当然だと、個人的には思うのです。

稲ワラの販売価格と購入方法まとめ

いかがでしたでしょうか?

ネットで販売されている稲わらの値段を比較しながら購入ポイントをお話しし、最後には個人的に感じる稲わらの価値についてお話ししました。

最後に整理させていただくと……

  • 稲わらの販売価格はピンからキリまで
  • 「国産か輸入か?」「無農薬かどうか?」などによって価格が変わる
  • 購入する場合は、自宅の用途や方針に合ったものを選択する
  • 来年の米作りに使用するため、稲わらそのものに農家が価値を感じている場合もある
    (ここは農家の方針によって大きく異なる)

となります。

あなたが稲わらを購入される際に、少しでもご参考になれば幸いです(^-^)

最後までお読みいただき、ありがとうございました!!

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