“タイミング”って本当に大事だと思います。
そして、タイミングを活かす“準備をしておくこと”って、もっと大事だと思います。
今回はこのことについて、実体験を元に書いていきます!
停滞していた稲刈りが……
こんにちは! 「農マドワーカー」の泉林です。
昨日までの記事では……

「雨続きで稲刈りが進まない!」「苦しい!」「大変!」ということを書いていたのですが、昨日、状況が一気に改善しました。
しかも、一見すると更に状況が悪化したようだったのですが、逆にそれが前進のきっかけとなったのです。
どういうことかと言うと……
更なる逆境かと思ったら
昨日のお昼、以前から予定されていたネット関連の仕事がありました。
お客様とスカイプで通話してご要望をお聞きしながら、リアルタイムでホームページを作成していくというものなのですが、それが午前10時から2時間ほど入っていたのです。
正直なところ、今の稲刈りのタイミングでこれはキツイ……。
というか、元々こんなにも稲刈りが長引くとは思っておらず、「この日には確実に終わっているだろう」ということでスケジュールを組んでいました。
だから、お客様にも僕にも悪いところは何もないし、完全に“天候のせい”でこんな状況になったのでした。
それにもちろんのことながら、ネット関連のお仕事の時はそれに集中します。なので、お昼の2時間と少しは、パソコンに向かいながら真剣に楽しく仕事させていただきました。
ただ、その時間の分だけ稲刈りが進まなかったことは確かです。
けれど、ここでふと気づいたことがありました。
「あれ? 今日って、めっちゃ暑い……」
そうなんです。この10月に入ってから気温はめっきり下がっていました。けれど、昨日の日中はめっちゃ太陽が照って、めっちゃ暑くなってたんです。
「あ。これだけ暑ければ、田んぼの土が乾く!」
パソコンを触りながら、僕の胸に希望が湧き上がって来ました。田んぼが乾かなかったのは最近の気温の低さも影響しています。ですが、これだけ暑くなれば、かなり乾きやすくなります。うまくいけば作業も大きく前進します!
その予想は的中しました。
ネットの仕事を無事に終えて田んぼに出てみると、朝よりもだいぶ土が乾いていたのです。
「やった! これなら、スムーズに稲刈りできる!」
という状況になったのでした。
タイミングがやって来た!
まさに「タイミング到来!」です。
朝にはドロドロだった箇所が、お昼を過ぎたら水が乾き、機械が通れる状態になっていました。まだ少しぬかるんだものの、昨日に比べればめっちゃ進みやすいです。
けれど、これって実は、稲刈りを中断していたから起こったことなんですよね……。
もしネットの仕事がなくて午前中もずっと稲刈りをしていたら、悪環境の中で作業を進めていたはずです。そして、作業をすれば土を踏み込んで練ってしまうので、水と土が混ざってしまいます。せっかく気温が上がっても、水分が蒸発しにくくなります。
「そうか……。午前中にネットの仕事があったから、この状態になったのか!」
と気づきました。そして、自分でもビックリでした。
先ほどまでは、「ネットの仕事のために稲刈りが遅くなった」と思っていたのですが、よくよく状況を見てみると、逆に改善していることがわかったのです。
「これはチャンス!」
とばかりに、その後は機械を使ってどんどん稲を刈っていきました。思いのほか、作業が進みました。おそらく、一日ずっと稲刈りをしていたよりも、多くの稲を刈れたと思います。
つまり、タイミングを活かすことで、望んでいた方向へ一気に前進することができたのです。
タイミングを活かせた理由とは?
さて。ここまでの話だけだと、
「よかったねー♪ でも、偶然でしょ?」
「てゆーか、そういう状況になったら、どんな人でも前進できるよね」
と思われるかもしれません。
ですが実は、こうやって目の前にある状況を分析してタイミングを活かすというのは、以前の僕はできなかったのです。
それはなぜかと言うと
- なんでこんなに状況が悪いんだ?!
- なんでこんな時にネットの仕事が入ってるんだ?!
- なんでこんな天気が良い時なのに、稲刈りを中断しなきゃいけないんだ?!
- タイミング悪っ!!
という風に考えていたからです。
つまり、「イライラした感情に振り回されて、目の前に来ているタイミングを見失っていた」ということです。しかも、自分のせいでタイミングを見逃したのに、それを「タイミングが悪い」と思い込んでいました。
ですが、今回は
- 自分の思うようにいかなくてもイライラせず
- 感情に振り回されず冷静に状況を見つめ
- 「良いタイミングはいつ来るか?」を考えていた
という要因があったため、タイミングを活かすことができたのです。
「良いタイミングが来る!」と信じること
究極のことを言えば、「良いタイミングが来るはず!」と信じて待つことが、タイミングを活かす方法だと言えます。
逆に、「タイミングが悪い……」と思い込んでしまうと、せっかく目の前にチャンスが訪れているのに活かせずに終わってしまいます。人間の脳は思い込みに大きく左右されるので、「タイミングが悪い」「チャンスがない」と思ってしまうと、本当に目の前からタイミングやチャンスが無くなってしまうのです。
だから、「良いタイミングが来るはず!」と信じることが、実は最大の秘訣なのです。
「どうすればいいだろうか?」を常に考える
ですが、ここで大きなポイントがあります。
それは、
- 今の状況の中でどうすればいいだろうか?
- 自分にできることは何だろうか?
を常に考えておく、ということです。
これは昨日の記事に詳しく書いているので、よかったらチェックしてください。

こちらでお話ししているように、「なんでこんなことになったんだ?」と考えていては、イライラと不満ばかりが募ってしまいます。そうなると、感情に振り回されて冷静な判断ができなくなります。
しかも、「なんでこんなことになったんだ?!」と怒るのは、別の言葉で言い換えると「自分ではない外部の要因によって、こんなヒドイ目にあっている」ということです。これでは被害者意識になってしまい、自分で事態をコントロールする姿勢が失われます。
そうなると、その状況の中で自分ができることを見失い、何もできなくなります。結果、せっかくタイミングが来ても活かせずに終わってしまうのです。
だから、そうではなく、自分で状況をコントロール姿勢を保つ必要があります。そのために、「(今の状況において)どうすればいいだろうか?」を常に意識して考えることが有効なのです。
これはある意味、タイミングがやって来た時のための“準備”と言えます。
そうやって、「どうすればいいだろうか?」を考え準備しておくことが、タイミングを活かす秘訣なのです。
稲刈りから学んだタイミング活用法
今回僕も、なかなか稲刈りが進まない状況でイライラしそうになりながら、自分のできることを考えていました。
「こんなに雨続きなの、なんでだー?」「どうして思うように進まないんだー?」とはならずに、
- この悪天候の中でできることは何だろうか?
- ぬかるんだ地面でも、稲刈りを進める方法はないだろうか?
- ネットの仕事で時間を取られたけれど、ここからどう進めれば効率的だろうか?
ということを考えていました。
- 「なんでこんなことに?」ではなく「どうすればいいだろうか?」を考えること
- そして、「良いタイミングが来る!」と信じること
この二つの準備をしておくことが、タイミングを活かすのに欠かせないことだと言えるでしょう。
僕の経験が少しでもお役に立てたら嬉しいです(^^) お読みいただき、ありがとうございました!!