今朝、妻から「なんか人として成長したね」と言われました。
すごく嬉しかったです。
が、その2時間後、娘を感情的に怒ってしまいました。「ぜんぜん成長してない……」と自己嫌悪に陥りました。
あ。自己嫌悪については昨日書いたばかりですが、

さっそく今日もまた自己嫌悪に陥ってます。今日も自分がキライです。
でも、こちらの記事に書いたとおり、自己嫌悪は悪いことではないのですし、
「人って、成長したり後退したりを繰り返しながら進んでいくんだなぁ」
ということを感じています。
いわゆる「三歩進んで二歩下がる」というやつですね。
一直線に理想の状態へ向かうのではなくて、迷ったり落ち込んだり、あるいは後戻りしたりしながら、成長していくのだと思います。
ある意味、「後退(=二歩下がること)」も成長の一部なのでしょう。
あ、そうそう。そういえば昨日、Facebookのお友達とコメントのやり取りをしていて、こんな話になりました。
一言でまとめると
「未来の目標とか理想像が明確になっていれば、人生で迷うことはないんでしょうね」
……という感じ。
かなり省略しているので、細かいニュアンスは伝わりづらいと思うのですが、このやり取りしで僕が気付いたのは、
「あれ? 多くの人は人生で迷わないのが良いことだと考えてるのかな?」
ということでした。
直接誰かに聞いたわけではないですが、今の社会においては、漠然と「迷わない人生」が良しとされているような気がします。
ですが、僕自身の考えをお伝えすると、「人生って迷った方が良い!!」と思ってます。
むしろ、「いっぱい迷おうぜ!!」という勢いです。
先ほどお伝えした「三歩進んで二歩下がる」のように、
- ちょっと前進して嬉しくなったと思ったら……
- すぐに後退して、落ち込んで悩んで……
- でも、その後退から再び何かを学んで、前へ進もうとして……
- 頑張って前へ進んで、けどやっぱり、また後退して……
という感じで、迷いながら落ち込みながら成長していくものだと思います。
というか、いっぱい迷ったり落ち込んだりしたほうが“深み”が増すと思うんですよね。
たとえば、事業で成功して会社の社長になった人がいたとして、その人が若い頃から一直線に、何の悩みも迷いもなく事業を成功させていたとしたら、あんまり魅力的じゃなくないですか?
たしかに、そうやって「一直線に成功した」コツやノウハウは知りたいと思うかもしれないけれど、その人自身に魅力を感じないというか、「たくさん話を聞きたい」とはならないと思います。
あるいは、現実世界から少し離れて、マンガとかアニメのストーリーもそうですね。
たとえば『ワンピース』のルフィが、めちゃくちゃスムーズに仲間が集まって、圧倒的な強わで敵キャラをバッタバッタと倒して、一直線に海賊王になったとしたら……めっちゃしょーもないですよね?
『ワンピース』が面白いのは、
- 仲間にしたい人物に出会ったけれど、なかなか仲間になってくれなかったり
- でも、何かの出来事によって心を開いてくれて、ようやく仲間になったり
- 強大な敵の前にピンチになりつつ、それでも頑張って敵を倒したり
- 時には、仲間との別れがあったり
- 主人公のルフィが落ち込むこともあったり
するからではないでしょうか?
つまり、一直線に理想や目標へ向かうのではなく、悩みや迷いが沢山あるからこそ、魅力的だしカッコイイし、読む人の心を打つのだと思います。
人生もこれと同じ。
悩みや迷いの数が多いほど、その人は魅力的になり、人生の深みが増す
そういうものだと思います。
だから実は、迷いや悩みを避けようとしてはいけないと思うんですよね。
むしろ色んな壁にぶち当たって、いっぱい迷っていっぱい悩むことが大切だと思います。
そうやって、いっぱい迷って悩んで、いっぱい泣いて、いっぱい絶望して……それでも前へ向かって進んできたこそ人が、
- 本当に魅力的になったり
- 周りの人を幸せにしたり
- その人自身も幸せになる
ものだと思います。
……と、そんなこんなで、朝から妻にちょっと褒められて調子に乗っていたのに、娘にひどい怒り方をしてしまった自分を、ちょっと慰めたくて、こんな風に書いてみました。
けど、こんな風に書いちゃったら、魅力的になるどころか、かなり嫌らしいですね……( ̄▽ ̄;;
でもでも、もしかしたら、
- 「人生が思い通りにならない」とか
- 「なんで自分は上手くいかないんだろう?」とか
- 「迷ってばっかりの人生はイヤだ」とか
そんな悩みを抱えてらっしゃる方がいるかもしれないと思い、
「いえ。実はそれって良いことなんです!」
「むしろ、その迷いや悩みが、人生に深みを増す原動力になるんです!」
ということをお伝えしたくて、書かせていただきました。
あくまでも個人的な考えですが、少しでもご参考になれば幸いですm(_ _)m
僕自身は、感情的に怒ってしまったことを精一杯 娘に謝って、次の前進につなげたいです。
うーん。やっぱり、まだまだ自分が情けなーーーーーーーーーい(^◇^;;