『Lightning』(ライトニング)というWordPressテーマがあります。
(「テーマ」と言いましたが、一般的には「テンプレート」とも言われます。この記事では両方を使ってお話ししますが、どちらも同じものを意味するとご理解ください)
無料で使えるのに多種多様な機能があって、本当に有り難いテンプレートです。僕も、以前は『Lightning』でサイトを運営していましたし、お客様のサイトを作成させていただくとき使うことが多いです。
ただ、このテンプレートには、唯一の“欠点”というか気になるところがあります。
それは、フッターのコピーライトの部分に、余計な表記が入ってしまうこと……。

こんな風に「Powered by WordPress with Lightning Theme & VK All in One Expansion Unit by Vektor,Inc. technology.」という文字が入ってしまうのです。
これは、テーマの提供元さんや関連プラグインへのリンクであって、害のあるものではありません。また、無料で使わせてもらっているのだから、これくらいの記載はあって当然でしょう。
ただ、やっぱりビジネス目的であったり、「せっかくWordPressを立ち上げたのだから、他の事業者の表記は消したい!」というケースが多いです。
そして、この表記を消す方法が、ネット上には沢山出ていました。
ですが、昨年(2017年)あたりから、そこで言われていた方法が使えなくなってしまったのです(>_<)
そんな中、ちょうど『Lightning』をお使いのお客様からサイト修正のご依頼を受けたので、このコピーライトを消す方法を新しく実験してみました!!
ご注意事項
ただし、Lightningのコピーライトを消す方法をご紹介する前に、注意事項があります!
ここでご紹介する方法は、あくまでも個人的な実験段階のものであり、確実性が保証されているわけではありません。また、将来的には使えなくなる可能性もあります。
ですので、こちらでお伝えする方法を試される場合は、あくまでも自己責任でお願いしますm(_ _)m
何らかのエラーや不具合が起こった場合でも、当方は一切責任を負いませんので、その点はくれぐれもご了承ください!
専用のプラグインが一番
というか、『Lightning』のコピーライトを編集するのであれば、専用のプラグインが一番です。
※Lightning専用プラグイン『コピーライトカスタマイザー』は、公式サイトのこちらのページで紹介されています。
およそ1,500円の有料プラグインですが、テーマ内のコードを編集する手間や失敗したときのリスクを考えると、全然安いと思います(^^;;
というか、ビジネスを目的にしたり、オリジナリティを出したいのであれば、これくらいのコストは当然かな、と。
もちろん「何を選ぶか?」はサイト運営者それぞれなので、何でも自由でいいのですが、このプラグインを使うのが一番の方法なんじゃないかなー、と個人的には思います!
作業はFTPソフトを使うのがオススメ!
というわけで、注意事項をご理解いただいたとして、実際の手順に入っていきたいのですが……
すみません! ここでもう一つ、注意点があります!

この記事では、WordPressの管理画面の中にある、「外観」→「テーマの編集」の画面を使って、手順を説明していきます。
ですが、実際には、WordPress管理画面から直接 編集するのではなく、FTPソフトなどで該当のファイルをダウンロードし、バックアップを取った上でファイルの編集とアップロードを行ってください!
フッターのファイルを編集するだけ!
では、いよいよ『Lightning』のコピーライトを編集する方法をご紹介していきましょう!
ですが、方法はめちゃくちゃシンプルで、テンプレートファイルの中の「テーマフッター(footer.php)」を一部いじるだけです。
1.footer.phpを編集

このファイルの中で、一番下の方を見てください。
すると、<? php lightning_the_footerCopyRight(); ?>と書かれた部分があるはずです。
2.コピーライトの箇所を見つける

「CopyRight」とある通り、まさにここを変更すれば、コピーライトの表記を変えることができます。
そして、この部分を・・・
3.コードを書き換える

こんな感じに書き換えます。
念のため、上の画像にあるコードを文字でも書いておくと……
<p>Copyright © <?php bloginfo( 'name' ); ?> All Rights Reserved.</p>
↑こちらを該当部分に貼り付けました!
*上記をコピーされる場合は、文字化けなどがないか確認してください!!
4.編集後のファイルをアップロード
そして、編集したテーマフッター(footer.php)のファイルをアップロードして、

無事にテーマファイルが変更されればOKです!
繰り返しになりますが、ここでの作業はWordPress内の「テーマの編集」で行うのではなく、FTPソフトなどでファイルをアップロードする形が行ってください!
「テーマの編集」で間違った作業をしてしまうと、サイトが真っ白になる場合があります。今まで僕も何回かやってしまいました……(>_<) くれぐれもご注意ください!!
5.実際のサイトを確認
そうして、実際のサイトを見てみると……

元々あった「Powered by〜〜〜」の表記が消え、自サイトだけのコピーライトになりました!!
技術的な説明
手順は以上ですが、念のため、技術的な説明もしていきます!
今回記述したコードは非常にシンプルで……

「段落」を意味する<p>タグで前後を囲み、その中に文字を書き込んでいます。
「Copyright ©」と「All Rights Reserved.」は、サイト上にもそのまま表示されます(「©」は「©」を表します)。
その間にある<?php bloginfo( ‘name’ ); ?>は・・・

「ブログのタイトルを表示させる」というコードになっています。
ですので、実際の表示も、「Copyright ©」と「All Rights Reserved.」に挟まれて、自サイトのタイトルだけが載る形になるのです。
変更前のコードは?
じゃあ、変更前のコードはどんなものだったかというと……

「『lightning_the_footerCopyRight()』を呼び出せ」というコードになっていました。
さっきの修正後のものより、ちょっと複雑ですね(^^;;
じゃあ、「lightning_the_footerCopyRight()」って何なのか?というと……

「テーマフッター(footer.php)」とは別の「functions_helpers.php」というファイルがあり、その中に書かれています。
このピンク色の枠で囲んだ部分が、差し込まれていたわけです。
過去のコピーライト修正方法
で。ネット上でよく見かけるのは、この「functions_helpers.php」を編集する方法でした。
ここの「Powered〜〜」の部分について

コードをまるごと削除するか、コメントタグで囲むことで、「Powered by〜〜」の表示を消していました。
ですが、昨年(2017年)あたりから『Lightning』テーマそのものに変更があったらしく、この方法が通用しなくなったんです(^^;;
この「functions_helpers.php」をいじっても、元のとおり「Powered by〜〜」の記載は残って、「コピーライトが消えないじゃん!!」という状況になっていたのでした。
フッターテーマを書き換えるのがシンプル
とはいえ、よく考えてみると、この「functions_helpers.php」と関連させて「lightning_the_footerCopyRight()」を呼び出す、というコードそのものがまどろっこしいです(^^;;
なので、今回は、「テーマフッター(footer.php)」をそのままいじってしまえ!ということで、先ほどの手順で実験したのでした。
ただし、今回ご紹介した手順はあくまで実験段階であり、何らかの不具合が起こっても責任を負えませんので、くれぐれも自己責任でお願いします!!m(_ _)m
子テーマ使ってくださいね!
それと、これは当たり前のことではありますが、『Lightning』テーマの本体にバージョンアップがあった場合、更新作業をすると、今回のカスタマイズは消えます!!
そうなると、また元のコピーライトが復活し、改めてテーマファイルを編集する必要があります。
なので、『Lightning』テーマ本体に更新があった場合でも、カスタマイズを存続させたいなら、子テーマを利用してくださいね!
公式サイトで子テーマも入手可能
子テーマのひな形は、『Lightning』の公式ページでも入手することができます。
なんというか、「めっちゃ至れり尽くせり!」って感じですね♪
このテンプレートの機能だけでも、無料の域を遥かに越えていると感じるのですが、子テーマの提供までしてくれていて、そのカスタマイズの方法まで書いてくださっているので、本当にスゴイです!!
『Lightning』テーマの提供元さんの姿勢には、ビジネス的にも人間的にも頭が下がるばかりです。
これからも、感謝して使わせていただきたいなー、と思っています(^-^)
まとめ(結局はプラグインが良いよね?)
いかがでしたでしょうか?
人気のWordPressテーマ『Lightning』について、コピーライトを編集する方法をお伝えしてきました。
ですが、テンプレートのファイルを自分で編集しようとすると、けっこう色々な作業やリスクが出てきてしまいます。
今回、「テーマフッターを変更するだけ!」という方法をお伝えしましたが、ぶっちゃけ、「専用のプラグインを買うのが一番いいんじゃね?」と思います。
※Lightningのコピーライトを編集するプラグインはコチラ。
約1,500円のコストはかかりますが、自分でファイルをいじる時間と手間とリスクを考えれば、圧倒的に安い気が……(^^;;
もちろん「1500円は高い」「プラグインを増やしたくない」という場合は、自分でテンプレートをいじるしかないですが、その場合はリスクを引き受けて作業していただければと思います!
そして、その作業のために、今回の方法が少しでもご参考になれば嬉しいです(*^^*)