「自分の本当にやりたいことは何だろう?」
と、ここ数ヶ月考え続けてきました。
- やっぱり農業だろうか?
- ネット関係の仕事だろうか?
- ブログを書くことだろうか?
- はたまた、全く違うことだろうか?
でも、どれもピンと来なかったんです。
けれど昨日、はたと気づきました。
「あ。僕は子育てがしたい!」
……と。
いえ。今までもこの想いはありました。
けれど、それに気づいても、すぐに否定していたんです。
「いやいや。男は働くものだから」
「子育てをしてもいいけど、それをメインにするのは違うよ」
「男はやっぱりお金を稼ぐべきで、そのためには仕事を中心にすべきだ」
「だから、この想いは間違っている」
という風に。
いわば、自分の想いよりも、「世間ではこう言われているから」ということを優先してしまっていたんです。
しかも、無意識のうちに。
つまり、自分の本当にやりたいことを、世間の常識が見えなくしていた、ということなんです。
子どもと一緒にいるのが楽しいです
ブログへのご来訪ありがとうございます! 「農マドワーカー」のいずばやしです。
大阪の郊外で細々と田んぼをしながら、インターネット関連の仕事をしています。
妻は海外旅行の添乗員をしていて、現在ツアーの真っ最中。
そのため、家には子どもと僕の二人きりで、家事や子育てをこなす日々になっています。
以前は、妻がいないことで「しんどいよー」と思っていたものでしたが、最近は随分と慣れて、一人でも家事や子育てや仕事をスムーズにこなせるようになりました。
(仕事の分量を意図的に減らしているのもありますが……)
むしろ、今回の妻の出張期間では、子どもと一緒にいられることがとても楽しくなっています♪
本当にしたいことは子育て
しかも、今まで子どもには「好き」なんて言われたことなかったのに、最近になって突如「ちょっと好き」と言われるようになりました。
そんな中で、子どもと一緒に過ごしていると、何ともいえない幸福感が湧いてきます。
一緒にお布団に入って、手を繋いで、安心しながら眠りにつく子どもの顔を見られるのは、本当に本当に幸せです。
そして、
「あー。これを僕はずっとしたかったんだなー」
と気づきました。
最近まで、「これからの仕事をどうしよう?」とか「自分の夢って何だろう?」とか色々と考えていたのですが、“本当にやりたいこと”は意外にも、こんな近くにありました。
もちろん仕事も続けていくのですが、自分の心の中で
「子育てを中心のライフスタイルにしていきたい!」
と思ったんです。
それに、振り返ると、僕の子どもの頃の夢は「父親になること」でした。
「父親になること」が夢だった
どうしてそんな夢を持っていたのかはわかりません。
でも、なぜか小学生くらいから、そんな想いを抱いていました。
- 愛する人との間に子どもが生まれたらいいな
- その子どもを愛情かけて育てられたらいいな
- 一緒に楽しみながら成長していきたいな
今から思えば、随分ませた小学生ですね……(^^;;
それに、男の子では珍しいかもしれません。
女の子が「お母さんになりたい」というのはよく聞きますが、男の子が「お父さんになりたい」というのは、あまり聞いたことがありませんでしたから。
けれど、自分の中には漠然と
「将来は父親になりたい」
「自分の子どもを授かりたい」
「そして、その子を愛情持って育てたい」
という想いがあったんです。
“世間の常識”が夢を隠していった
ですが、成長するにつれて、「父親になりたい」という想いはかき消されていきました。
そこには色々な要因があって、ほかの夢ができたり、社会の現実を知ったり、自分のダメさに絶望したり、といったこともありました。
ですが、夢を忘れた一番大きな原因は“世間の常識”だったのではないかと思います。
- 男は外へ出て仕事をするべきだ
- バリバリ働いてお金を稼ぐべきだ
- 男なら大きな夢や理想を持つべきだ
- そして、その夢は社会に大きな影響を与えるくらいがいい
- 逆に、子育てや家事は女性がやるべきことだ
そんな“常識”が現代の社会にはあるように思います。
この影響を受けて、
「あ。『父親になりたい』というのは間違いなのかも……」
と感じ、自分の中でその夢をどんどん掻き消していったのでした。
大人になってからも迷子でした
そして、大人になってからも この影響は残っていて、僕は“本当にやりたいこと”がわからず、迷子になっていました(^^;;
- 「後ろ向きな自分を変えたい!」と高いお金を払って自己啓発を学んだり
- 「低コストで自然に優しい生活を!」と自然農法に取り組んだり
- 「でも、やっぱりお金を稼がねば!」とインターネットビジネスに取り組んだり
色々なことをやってきました。
たしかに楽しいことも多く、それらも「やりたいこと」の一つではあります。
ですが、「自分のど真ん中にドキュン!とくるか?」というと、なんだか違ったんです……。
ありがたいことに、農業やネットのことで今でもお仕事させていただいていますが、「自分の本当にやりたいことか?」と問われると、「うーーーん……」と答えに詰まってしまうのです。
そこで最近は悩んでいたのですが、昨日 子どもと一緒に布団に入って
「あ。自分の本当にやりたいことは子育てだ!」
ということに気づきました。
そして、
「あちゃー! いつの間にか“世間の常識”に振り回されて、自分の中に本当の気持ちが見えなくなってたーーー!」
ということも見えたのでした。
“世間の常識”なんて関係ない!
でも、自分の夢や「本当にやりたいこと」が世間からどう見られるかなんて関係ないですよね(^^;;
結局、自分自身の中で感じることや決めることで、他の人には何の影響もありません。
それに、仮に僕が「本当にやりたいことは子育て!」と思ったところで、今の仕事を辞める必要はないのです。
あくまでも、「子育てが好き!」という気持ちを自分の中心に据えて、表面上は今までどおりの仕事を続ければいいだけです。
あ。もちろん、自分の夢や「本当にやりたいこと」を軸に置くことで、現実の行動に対する優先順位が変わるなら、それに合わせて仕事の時間や仕組みを変える必要はありますけど……。
何にしても、自分の「本当にやりたいこと」が、“世間の常識”の影響を受けるいわれなんて無い! ということなんです。
僕自身はここが見えていなかったために、今まで
「どんな仕事や働き方があるのだろうか?」
「世間のみんなはどうしてるのだろうか?」
と世の中にある情報を探し回って、でもピンと来るものが見つからず、迷子になっていたのでした(^^;;
けれど、自分の中の本当の想いに気づいたのなら、“世間の常識”に縛られずに生きていきたいと思うのです。
自分の中にあるものを大切に
もしかしたら、こんな風に自分の生き方や働き方に迷われている人は多いかもしれません。
やはり過去の義務教育を受けていたら「みんなと同じ」が良しとされますし、家族や友達から「こう生きるべきだ」と聞かされたら、そこに合わせてしまいますよね……。
けれど、それで本当に自分が幸せになるかというと、そうではないと思うのです。
実際、僕自身は世の中の色々な情報や「こうあるべき」という考え方に縛られて、違和感を持ったまま生きてきてしまいました( ̄▽ ̄;;
それに、自分の中の本当に気持ちに気づきながらも、
「これは男としての生き方じゃない」
「“世間の常識”から外れてしまうから」
と理由で、見て見ぬ振りをしたり、押し殺したりしてきました。
それは単に、自分自身が“本当の自分”を認めることが怖かったのだと思います。
“本当の自分”を認めてしまうと、今まで“世間の常識”に縛られて生きてきた自分を否定するような気持ちになってしまいますからね。
けれど、本当の幸せは、その怖さを超えたところにあるのだと思います。
- “世間の常識”から外れたっていい!
- 自分はこれが好きなんだ!
- こんな生き方をしたいんだ!
と素直に思えたときに、やってくるのだと思います。
最後は少し抽象的な話になってしまいましたが、ここまでお読みくださったあなたには、世間の常識”に縛られず、ご自身の中にある「本当にやりたいこと」を大切に生きていただけたらと思うのです。
この記事が、少しでもお役に立てれば幸いです(^-^)