以前の僕は、子どもと一緒にいるとイライラしていました。
もちろん子どもは可愛いし、自分の子どもとあればとても愛おしいです。
ですが、まだ幼児の娘と一緒にいると……
- 自分勝手にワガママなことばかり言うし
- こちらの予想しない行動もするし
- その行動が時々危ないものだったりするし
- そのせいで、こちらのペースが乱されるし
- というか、仕事してたら邪魔しに来るし
という状況になるので、
「もうええかげんにせい!」
「可愛いのはわかってるけど、こんなん耐えられん!」
と、すごくイライラしていたのでした。
それが今では、そのイライラがほとんど無くなっています。
もちろん、イライラすることもありますが、以前に比べたら格段に少なくなっているのです。
「あれー? 何でだろう?」
「前はあんなにイライラしてたのに、どうしてイライラが無くなったんだろう?」
ということを考えてみたので、書いていきます!
子どもにイライラしない2つのポイント
ブログへのご来訪ありがとうございます! 「農マドワーカー」のいずばやしです(^-^)
僕は子どもと過ごす時にイライラしなくなった理由。それは・・・
慣れとあきらめです。
これだけ書くと、「なんじゃそら!」「そんなん理由になるかい?!」と思われるかもしれません。
ですが、色々と考えると、この結論にしかたどり着かないのです。
ただ、ポイントは「あきらめ」の方かもしれません。
大人ってどうしても、「子どもにこうあってほしい」「こう育てるべきだ」みたいに考えがちですが、それが実はイライラの原因であり、大人自身を苦しめているものだと思います。
そんなわけで、順を追って説明していきます。
子育ても「習うより慣れろ」!
まず、最初の「慣れ」についてですが、これはわかりやすいです。
「習うより慣れろ」ということわざのとおり、子どもと一緒にいる時間を増やすことで、自然とコツが身についていきます。
今の世の中には子育てに関する情報が溢れていて、たくさんの知識を手に入れることができます。
いわば、「習う」ことがカンタンにできるわけです。
ですが、そうやって情報を仕入れて“習った”ところで、実際の子育てに使えるとは限りません。
むしろ、人の書いた知識や方法は、使えないことのほうが多いです。
だって、子どもには一人一人の個性があって、自分の子どもにはその子にだけ合った接し方や育て方があるのですから。
となれば、情報をたくさん手に入れるよりも、実際に自分の子どもと向き合って、その中でコツを身に着けていくほうが手っ取り早いのです。
イライラする自分も肯定する
とはいえ、そうやって“慣れる”ためにもポイントがあります。それは何かと言うと……
イライラしたり失敗してしまう自分を責めない
ということです。
まだ慣れないうちは、やはり子どもにイライラしてしまいます。あと、自分自身が失敗してしまうことも沢山あります。
だから、その度に自分を責めたり、自己嫌悪に陥ってしまう可能性があるのです。

↑こちらの記事のように、僕も理不尽に子どもに怒ってしまうことがいっぱいありました。
というか、今でもやっぱりあります(^^;;
ですが、そうやって自分の嫌なところを見つける度に落ち込んでいたら、肝心の子育てのコツがなかなか身につきません。
だから、子育てでイライラしたり失敗したとしても、それを肯定するのが良いと思います。
むしろ「そのイライラや失敗があるからこそ、次のステップへ進めるのだ!」と、親としての成長過程だと割り切ると、よりスムーズに進んでいけると思うのです。
親の思い込みや考え方を諦める
で。これが実は、ある意味での「あきらめ」です。
- 親はイライラしてはならない
- 自分はこういう人間でなければならない
といった考え方や気持ちを諦めてしまうのです。
別の言い方をすれば、「〜〜であらねばならない」という“思い込み”を手放す、となるでしょう。
人間って、生きていると様々な考え方や思い込みが身についていきます。
それは幼少期の経験や学校教育や人間関係などで身につくものだったり、社会に出てから知るものだったり、あとは今の情報化社会で入ってくる膨大な情報だったり、様々な原因や経緯があります。
ですが、そうやって身についた考え方や思い込みが、自分を苦しめてしまう場合もあります。
もちろん、自分の人生を良い方向へ導いてくれるものもありますが、結局のところ他人が生み出したものなので、自分に当てはまらずに“呪縛”になってしまうこともあるのです。
そして、子育ての中では、昔から身についた考え方や世間の情報が、自分の行動を阻む“呪縛”となることが多いです。
- 自分という人間にも当てはまらないし
- 子どもの個性にも合っていない
という考え方や思い込みに縛られていたら、とても苦しいですよね?
ですから、子どもと接していてイライラすることがあったら
- あれ? 自分は何でイライラしているんだろう?
- 何かの考え方や思い込みに縛られていないかな?
と自分に問うてみることが大切だと思います。
そして、そこに“呪縛”となっている考え方や思い込みがあるなら、思い切って手放してみる。
自分が今まで抱いてきた考えや想いをあきらめることが重要なのです。
子どもをコントロールすることを諦める
そして更に、「子どもを自分の思い通りにしようとすること」を“あきらめる”のもポイントです。
これはどうしてもやってしまいがちなのですが、
- ○才なら、これくらいのことができて当然だ
- この子にはこんな風に育ってほしい!
- 自分にも予定や都合があるのだから、子どもにもそれをわかってほしい
といったように考えてしまうことが多々あります。
いわば、子どもに期待したり、親の想いを押し付けたり、自分の都合を優先したくなったりするわけですね。
ですが、こういった“期待”や“押し付け”は、徒労に終わることが多いです(^^;;
だって、子どもは子どもの視点で世界を見ていて、親の気持ちや考えなどは知ったこっちゃないですから。
もちろん、子どもも親からの愛情が欲しいですから、親の気持ちを汲み取ろうとしたり、予定や都合を気遣ってくれることもあります。
けれどそれって、子ども本来の自由や個性を親に無理やり合わさせているということで、子どもの可能性を縛っているんですよね。
いわば、“呪縛”です。
親自身も今までの人生や社会の中で、色々な考え方や思い込みに縛られてきたのに、更に子どもをも“呪縛”の中に押し込めることになるのです。
そして当然ながら、子どもは基本的に自分の自由に動きたいですから、親の思い通りには動いてくれず、結局 親はイライラして、そのイライラを子どもにぶつけ、両方ともが不幸になる、というネガティブスパイラルを生んでしまいます。
であれば、もともとの原因である、子どもへの“期待”や“押しつけ”を持たないほうが、子どもにとっても親にとってもハッピーな流れになります。
少なくとも、親がイライラすることは少なくなります。
そんなわけで、「子どもに自分の思うように動いて欲しい!」という“期待”や“押し付け”を諦めることも重要だと思うのです。
まとめ(慣れとあきらめ)
そんなこんなで、今まで子どもに対してイライラすることが沢山ありましたが、“慣れ”と“あきらめ”の経緯を経て、イライラが少なくなりました。
もう一度ポイントをまとめると……
- 「習うより慣れろ」で、世間の情報より実際に子どもと向き合うことを重視する
- 子どもには一人一人の個性があるので、他人の情報が当てはまるとは限らない
- ただし、どうしてもイライラや失敗はあるので、それも慣れるまでの成長過程だと捉えて肯定する
- 「〜〜でなければならない」という考え方や思い込みを手放す
- 自分が育つ過程や社会で身につけた“呪縛”に気づき、そこから脱却する
- そして、子どもを“呪縛”にはめないためにも、親が期待したり押し付けたりすることをやめる
- 「子どもを思い通りに動かそうとすること」をあきらめる
となります。
とはいえ、僕の個人的な考え方であり、間違いもあるかもしれません。
(そして個人差があるので、僕にとって正しくても、あなたにも当てはまるとは限りませんし)
それに、僕もまだまだ未熟で、イライラすることはやっぱりありますし(^^;;
ですので、一つの参考意見としてお役に立てればうれしいです。
ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました!!