「最近のiPhoneは嫌いです」
「今のAppleさんって残念ですよね」
と言ってしまいました……。
近所にApple製品を専門に扱うお店があるのですが、そこでこんな言葉を放ってしまったんです。
正直、反省しています。
ですが、僕がこんなヒドイことを言ったのにも理由があります。
それは、店員さんに自分が持っているiPhone SE(アイフォン エスイー)をけなされたから。
おそらくセールストークで「最近機種がいいですよ!」というつもりだったんでしょうが、
「iPhone SEをお使いなんですね」
「でも、SEだと動きが遅くなったりしません?」
と言われたんです。
「いえ。そんな風には感じないです」と答えたところ
「えー? そうですか?」
と畳みかけて来られたので、思わず腹が立ってしまいました。
「いえ。iPhone SEの小さなサイズが好きなんです!」
「最近のiPhoneは大きくて、嫌いです!」
「だから、今のAppleさんって残念だなぁ、と思います」
と返したのでした。
今から思うと大人気なかったと思います。反省していますorz
ただ、いくら自社製品だからって、お客が使っているものを悪く言うのってどうなのかな、と。
いくら古い機種だって、それを気に入っている人もいるんですから。
そう。そうなんです!
今回のことで「僕はめっちゃiPhone SEが好きだ!」ということに気づいたのでした。
iPhone SEが好きです!
ブログへのご来訪ありがとうございます! 「農マドワーカー」のいずばやしです(^^) 大阪の郊外で自然農法の田んぼをしながら、インターネット関連の仕事もしています。
半年ほど前にiPhone(アイフォン)を買いました。

最近の流行からは外れて「SE」(エスイー)という機種です。
「SE」とは「スペシャルエディション」の略だそうで、過去の「iPhone5」のようなコンパクトさで作られたもの。
また、価格がリーズナブルで、購入した当時はiPhone Xの半額以下で売られていました。
(でも、現在は新製品の登場などにより、Appleさんの公式サイトから姿を消しています)
僕はそれまでAndroidのスマホを使っていたのですが、妻が「iPhoneに変えたい」というので、二人で話し合って このSEに決めたのでした。
個人的にiPhone SEはかなりのヒットで、このコンパクトさがすごく気に入っています。
たしかに機能面では最新モデルより劣るのでしょう。
けれど、自分が初めて持ったスマホがiPhone5で、その使いやすさに大感動したので、それを彷彿とさせるiPhone SEは色んな意味でお気に入りなのです。
SEはもうダメなのか?
ですが、昨日 立ち寄ったお店で、「SEはダメ」みたいな言われ方をしました。
店員さんとしてはそんなつもりはなかったのでしょうが、そう受け取ってしまったんですよね(^^;;
ぶっちゃけ、何か目的があって立ち寄ったわけではなく、一緒にいた子どもが展示品のiPhoneでゲームをやりたがっただけではあります。
(うちの子供はデジタルが大好きでございます)
なので、展示品で遊ばせてもらっている有り難さもあり、店員さんに声をかけられてお答えをしていたんだす。
で。「スマホは何をお使いですか?」と聞かれたので
「iPhone SEを使ってます」
と答えたところ、
「え? iPhone SE ですか?!」
という驚きの声が返ってきました。
その言葉の中に、少しバカにしたような雰囲気を感じてしまい、少しイラッとしたのでした。
大好きなiPhoneSEを悪く言うな!
そして、そこから
「SEだと動きがカクカクしたりしませんか?」
「動作が重たくなったりすると思うんですけど」
という質問が……。
(いやいや。今は静かに放っておいてくれよ)
(単に、子どもが展示品のiPhoneで遊びたいだけなんだから)
と心の中でつぶやきつつ、イライラゲージも上がっていきます。
ですので、
「いえ。快適に使ってます」
と、キッパリ言わせていただきました。
今から思えば、「自分の会社で作って売っておいて、動作が重たいとか矛盾やん!」という気持ちもあったと思います。
でも、なんにしても、
「俺が気に入っているSEを悪く言うな!」
という想いが先走ったのでした。
なんかもう、大好きな恋人や子どもを守るような心境です。
最近のiPhoneはキライです!
が、それでも店員さんは引き下がらず
「えー? 本当ですかー?」
と追い討ちをかけてこられました。
(まあ、この「追い討ち」というのは僕の主観なんですけど(^^;;)
それは、さも「最新モデルは素晴らしくて、古いSEはダメに決まっている」というような言い草で……
それでもう、僕の心は耐えられなくなったのでしょう。
売り言葉に買い言葉のごとく、
「いやいや。大きなサイズだと使いにくいですから」
「だって、片手で操作ができないですよね?」
「僕は、SEのようなコンパクトなスマホが好きなんです」
「だから、最近のiPhoneはキライです!」
と答えてしまいました。
「えっと。そ、そうですか……」
と言葉を詰まらせた店員さんに、今度はこちらが追い討ちをかけて
「ええ。今のAppleさんって残念ですよね」
と告げたのでした。
その一言で店員さんは僕たちから離れ、再び声をかけては来なくなりました。
ぶっちゃけ、自分でも大人気なかったと思います。個人的な感情で店員さんに悪いことをしたなぁ、と反省しています……orz
ですが、自分が大好きなものを悪く言われるのは、やっぱり耐えられなかったんです。
自分で作ったものを悪く言うな!
というか、そもそも「SEの動作は遅くないですか?」とか「本当に快適ですか?」とか聞くのっておかしいと思うんです!
だって、僕がiPhone SEを買ったのは半年前ですよ?
ということは、つい半年前まで自社で売っていたものにケチをつけるということで、
「お前んところは、不良品を売っとったんか?!」
という話になります。
そもそも、こっちとしては気に入って使っているのに それを否定するのって、
「製品を大事に使ってるユーザーの声を無視するんか?!」
という感じです。
(でも、最近のAppleさんの製品の出し方を見ていると、「本当にユーザーの声を聞いてるのかな?」という疑問を感じますけど……)
でもでも、そういうクレーマーっぽい主張は置いておいて、
「せっかくAppleさんが作ったSEのことが好きになって、大切に使っていたのに、Appleに関わる人がそれを否定するのは悲しすぎる!」
というのは確かなのです。
過去を肯定したうえで次へ向かう
僕はお米を栽培して それを直接お客様にお届けする仕事をしているのですが、今回の店員さんの言葉は
「昨年のお米は不出来だったんですよね」
と言ってしまうようなもの。
そんなの、せっかく買ってくださったお客様としてはガッカリです。
「あなたは悪いと思うものを平気で売っていたのか?」と不信感を買ってしまいます。
もちろん、過去の商品と比較して、次の商品をより良くしていくのは大切なことです。
けれど、それは“過去のものを踏まえたうえ”であって、“過去を否定すること”とは違うと思うんです。
過去のものを肯定しながら、次の商品や活動をより良くしていく
という姿勢が大切だと思います。
きっと商売をするにあたっては色々なことが起こるので、こんな考えはきっと理想論なのでしょう。
けれど、既成概念にとらわれず次々に新しいものを生み出し、たくさんの夢や理想を見せてくれたAppleさんには、ずっと理想を追いかけて欲しいんですよね。
(あくまでも、個人的な想いですけど)
そもそもiPhoneって、「携帯電話」「音楽プレーヤーのiPod」「ネット通信機器」という過去の機器を統合し、「電話を再発明する」というコンセプトで出来上がったものですから。
※参考記事はコチラ
人の「好き」という気持ちを否定しない
……と言いつつ、最新のiPhoneを否定する言葉を、僕も吐いちゃったんですけど(- -;;;
そこはもう、本当にすみませんm(_ _)m
店員さんにも申し訳ないですし、この記事を読まれていて新しいiPhoneを気に入っていらっしゃる方がいたら、大変申し訳ありません。
なので、今回のお店はよく行く場所でもありますし、もし機会があれば謝りたいなと思っております。
ただ、今回のことで学んだのは
仮に古いものであっても、性能が低いものであっても、それを好きな人がいるなら、その好きな気持ちを否定してはいけない
ということでした。
自分の好きなものや大切にしている考えがあると、そこから外れる物事や意見を否定したくなってしまいます。
けれど、自分以外のものを受け入れられてこそホンモノなのかな、と。
そんなわけで、今回「自分はiPhone SEが大好き!」という気持ちを再確認しつつ、「ほかのiPhoneも好き!」と言える自分になりたい、と思ったのでした。
それを気づかせてくれたお店と店員さんには感謝です。
「今のAppleさんが残念」なんて言ってすみませんm(_ _)m
最近iPadを買ったばかりで新しく購入する予定はないのですが、またタイミングが来たらApple製品買わせていただきます!
なんだかんだで、やっぱりAppleさん大好きです!!
▼続編、書きました!

などを書かせていただいています。
(「農マド」と言いながら、農業やネット関係の記事は少なめです(^^;;)
あなたの人生にとってお役に立てる内容があるかもしれませんので、よかったらご覧ください。