生き方

夢や目標は持たない方がいい!人によって異なる幸福のタイプとは?

手をつなごう

「夢を持つことは大事だ!」
「人生を豊かにする秘訣は目標設定だ!」

といった言葉を聞きます。

ですが、夢や目標は本当に大切なのでしょうか?

僕は夢や目標を設定することが苦手です。夢や目標を持つと、逆にツラくなったり、物事がうまく進まなくなったりします。

ですので、この記事ではあえて「夢や目標は持たなくてもいい!」という意見を書いていきます。

「夢や目標は良いことだ!」という社会

夢や目標の大切さは、あらゆるところで説かれます。

小さい頃から学校で言われた記憶がありますし、テレビアニメでも「夢を持つことは良いことだ!」みたいな表現がされます。大人になってからも、自己啓発とかビジネスのセミナーなら当たり前のように言われます。

だから、僕も以前は「夢や目標を持つこと」を大切にしようと思っていました。

自分の理想とする未来を思い描いたり、それを叶えるための手段や期間を考えたり、そして実際に日常の行動を変えてみたり……。

そうすると、たしかに確かに感じ方が変わります。ワクワクもします。

「自分はこんな未来へ進むんだ!」「こんな人間になるんだ!!」と胸が高鳴り、日常の充実感が増します。

ですが、僕の今までの経験では、その“ワクワク”も“充実感”も一時的なものに過ぎませんでした……。

夢や目標に苦しめられた

夢や目標を設定しても、一週間、二週間……そして一ヶ月経つ頃には、そのワクワクや充実感は消えてしまいました。

さらに、あれほど「大切だ」と思っていた夢や目標すらも、魅力的なものには感じなくなっていたのです。

「いやいや。それは本当の夢じゃなかったんだよ」
「きっと目標設定の仕方を間違ったんだよ」

と思われるかもしれません。

けれど、僕はそうは思えないのです。

少し個人的な話をさせていただくと……
僕は今まで様々な夢を抱き、目標を設定し、具体的な行動を起こしてきました。

  • 大学時代に「声優になりたい!」という夢を持った
  • 実際に声優の養成所に通って、プロダクションの仮所属になった
  • 声優にはなれなかったけど、資格を取って新しい仕事をしようと思った
  • その仕事が上手くいかず、実家の家業を継ぐことになった
  • 家業を大きくしたいと思い、自己啓発の本を読み漁った
  • 一人では上手くいかなかったので、コーチングやセミナーを受けまくった

という感じです。

僕はもうすぐ40才なので、20年近くにわたり、いくつもの夢や目標を設定しあがいてきたことになります。

そして、コーチングやセミナーなどで、目標設定のプロの力も借りました。

けれど、それでも上手くいかなかったのです。

いえ。むしろ、抱いた夢や目標が苦しいものに変化することさえありました。

だから僕は、「夢や目標は持たない方がいい!」と考えています。

夢や目標を持たない方がいいタイプ

いえ。これは「全ての人が夢や目標を持ってはいけない」ということではありません。

あくまでも「僕という人間は、夢や目標を持たない方がいい」ということです。

そして、これはつまり「夢や目標を持たない方がいいタイプの人がいる」ということを意味します。

正直なところ、総人口のうちどれくらいの割合なのかはわかりません。ですが、少なくともここに一人います。

また、2017年8月にこの記事を公開して以来、ご共感のコメントも頂戴していますので、そこまで少数ではないと思います。

現代の日本では、幸福感を持てない人が多いといいます。今の社会では夢や目標が良しとされますが、

  • その社会の中で幸福を感じられない人がいるということ
  • 仮に夢や目標を持っても達成できない人がいるということ
  • むしろ、夢や目標で挫折して不幸になる人がいるということ

そういった事実を耳にする限り、夢や目標を持たない方がいい人はかなりの割合になるのではないでしょうか。

人間にはひとりひとり個性があり、長所と短所、得意なものと不得意なものがあるように、「夢や目標を持つことが不得意な人」が一定数いると考えるのが自然です。

つまり、何が言いたいのかというと

  • 「夢や目標は良いこと」とは盲目的に信じない方がいい
  • 夢や目標を持つことで、逆に生きづらくなるケースがある
  • 自分がどちらのタイプなのかを見極める必要がある

ということです。

では、「夢や目標を持たない方がいいタイプ」は、どのようにして生きればいいのでしょうか?

目の前のものを大切にする幸せ

振り返ると、僕自身は夢や目標がないときでも幸福や充実を感じられていました。

いえ。むしろ、夢や目標がないときの方が幸福感が高いように思います。

では、そういうとき、何に対して幸福感を抱いているのか?

この問いの答えは「目の前にあるものから幸福感が湧いてくる」というものです。

「目の前にあるもの」というのは、僕の場合であれば……

  • 妻や娘や両親といった家族
  • いま自分が住んでいる家や普段使っている衣服や道具など物理的なモノ
  • もっと言えば、空や海や川や山や田んぼなどの自然環境

といったもののことです。

つまり、現在の自分を取り巻くあらゆるものということですね。

こういった「目の前にあるもの」を丁寧に見つめたり大切に扱うと、何とも言えない幸福感が湧いてくるのです。

個人的な感覚ですが、いま目の前にあるものを大切にすればするほど、そこに感謝や充足感が生まれ、それが幸福感を高めてくれます。

そして、この感覚は、夢や目標に意識を向けると生まれにくいものなのです。

夢や目標は“欠落”と表裏一体

「夢や目標を設定する」というのは、裏を返すと「その夢や目標に到達できていない部分」をも目を向けることです。

つまり、

  • 現時点で何が足りないのか?
  • 自分に欠落しているものは何か?

を明らかにするということでもあります。

ですから、夢や目標を設定すると、同時に“欠落”にも向き合わなければならないのです。

もちろん、これには良いこともあります。欠落しているものを知ることで、それを埋めようと頑張る気持ちがおこりますから。

きっと「夢や目標を持つ方がいいタイプ」は、この“欠落”があることでモチベーションが上がるのでしょう。

ですが一方、「夢や目標を持たない方がいいタイプ」は、この“欠落”に耐えられないのだと思います。

僕自身の今までを振り返ると、夢や目標へ向かう喜びより“欠落”の部分にばかり目が向き、不幸や苦しみを感じていました。

ですから、現状において“欠落”がないようにするために、夢や目標を忘れる方向へ進んだのでしょう。

自分でも気づかぬくらい、無意識に……。

ですので、「夢や目標を持たない方がいいタイプ」が幸せを感じるポイントをまとめると、

  • 未来にある夢や目標に焦点を当てるのではなく、“いま目の前にあるもの”を大切にする
  • そうすれば、“欠落”が生じることがなく、効率的に幸福や充実を感じられる

ということになります。

『受け身の幸福』と『能動的な幸福』

ある意味これは、『受け身の幸福感』と言えます。

自分から行動を起こして何かを手に入れようとするのではなく、今すでにあるものから感謝や幸福を受け取る形ですから。

一方で、夢や目標を設定しそこへ向かうことに幸福を感じるのは『能動的な幸福感』となります。
(自分から何かを掴み取りに行ったり、何かを達成することで喜びを感じられる形です)

そして、この『受け身の幸福』(=受動的な幸福)と『能動的な幸福』は、どちら良いとか悪いとかいうものではありません。

また、「どちらかしかない」ということもないでしょう。

一人の中に『受け身の幸福』と『能動的な幸福』は両方存在し、人によってどちらが優位になっているかだけの話です。

その人の中で、バランスが取れていれば問題ありません。

ですが、世間の考え方で言えば、どちらかというと『能動的な幸福』に焦点が当たっているように思います。
「夢や目標を設定し、それに向かって積極的に行動し、その夢や目標を達成することが幸せなのだ」という風に。

けれども、ここまでお話ししてきたように、この考え方が全ての人に当てはまるわけではありません。

夢や目標を設定せず、いま目の前にあるものを大切にし『受け身の幸福』を感じる形もあるのですから。

『受け身の幸福』は農耕民族的で『能動的な幸福』は狩猟民族的

ここからは完全に主観的な考察ですが、

  • 『受け身の幸福』=農耕民族的
    →土を耕したり種を蒔いたあと作物が育つまで待って、実ったところを受け取るスタイル
  • 『能動的な幸福』=狩猟民族的
    →ターゲットの獲物(夢や目標)を定めて、それを狩りに行くスタイル

という見方もできます。

ですので、

  • 長いあいだ農耕民族であった日本は『受け身の幸福』を感じやすい
  • もともと狩猟民族だった西洋文化は『能動的な幸福』を求めやすい

という仮説が思い浮かびました。

ですが、太平洋戦争後、日本には西洋文化の影響を強く受け、その価値観が社会に広まっていきました。それゆえに、現代の日本では『能動的な幸福』が良しとされ、「夢や目標を持つのは良いこと!」となったのかもしれません。

けれども、ここまで見てきたように、夢や目標を設定せず『受け身の幸福』を感じられるケースもあるわけですから、こちらにも焦点が当たる社会になるといいなぁ、と個人的に感じています。

夢や目標が無くても幸せになれる!

……と、長々と書いてしまいましたが、ポイントをまとめると、

  • 夢や目標を持たなくてもいいよね?
  • それでも幸せって感じられるよね?
  • 目の前のものを大切にしたら、幸せってすぐ足元にあるよね?

というシンプルなものになります。

あなたが「夢や目標を設定した方が良い人」(=能動的な幸福タイプ)なのか、「夢や目標を設定しない方が良い人」(=受動的な幸福タイプ)なのかはわかりませんが、何かしら新たな視点を提供できたら幸いです。

少なくとも僕自身は、夢や目標を設定することには囚われず、いま目の前にあるものを大切にし、そこに幸福と充実を感じながら生きていきたいと思います!

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