「自分を許せ」と妻が言ってくれました。
このオトコマエな一言に、僕は救われました。
朝から実は、ミスを犯してしまったんです(T-T)
我が家では、いつもコーヒーメーカーでコーヒーを淹れるのですが、フィルターを付け忘れ、コーヒー豆を無駄にしてしまいました。
(コーヒーメーカーを使ったことのない方にはピンと来ないかもしれませんが、フィルターが無いと、砕けたコーヒー豆が内部に詰まって、上からコーヒーが溢れ出して“洪水”になってしまうんです)
そのコーヒー豆は、夫婦が大好きなコーヒー豆屋さんで、大好きなご店主がひとつぶひとつぶ丁寧に選り分けた こだわりの豆なので、とっても大切なのです。
だから、簡単なミスで そのコーヒー豆をロスしたことを、激しく後悔しました。
「コーヒーメーカーのスイッチを入れるとき、どうして確認しなかったのか?」
……と。
「この失敗は今までも何度かやっていて、もう二度とするまいと思っていたのに、どうしてまたやってしまったのか?!」
「こんな自分が許せない!」
となりました。
それを、後から起きてきた妻に告げたところ、
「自分を許せ」
と言ってくれたのでした。
お気に入りのコーヒー豆が無駄になったことは悲しんでいましたが、僕のミス自体は許してくれました。
そして、自分自身を責める僕に、「自分を許せ」と言ってくれたのでした。
短い一言ですが、こういうのは本当に救われます。
僕はもともと、自分を責めて自己嫌悪になりやすい傾向があるので、そこから抜け出したいと思っていました。
「人に優しくするには、まず自分に優しくすることから」
という言葉をよく聞くように、より誰かのお役に立つために、まず自分自身を肯定するところを努力していたんです。
ですが、こういった“凡ミス事件”が起こると、やっぱり自分を責めてしまいます。
そんな僕の悪いクセを知ってか知らずか、妻は「自分を許せ」と言ってくれ、その言葉でハッと冷静さを取り戻したのでした。
なので、自分自身の内面を成長させようとすると、身近な人の協力があると本当に助かるな、と思います。
「人に優しくするには、まず自分に優しくすることから」というのは本当にその通りだと思うのですが、
もともと自分を責めるクセのある人間は、「自分を許す」ということがどうしても苦手なわけで……
であるならば、身近な人に
- 落ち込まなくてもいいよ
- 自分を責めなくてもいいよ
- 自分を許してね
言ってもらえると、「自分を許す」ということがしやすくなると思うのです。
そして、こんな風に言ってもらえると、
- こう言ってくれる人がいて、本当にありがたいな
- 妻が何かミスをしたとしても、許せる自分でいよう
- 妻が落ち込んでいたときは、今度は僕が「自分を許せ」と言おう
という気持ちになります。
すると、この流れのまま、家族以外の人にも優しくなれたり、誰かのミスを許せるようになるような気がします。
今までの僕は、「自分を変えよう!」「成長させよう!」というときに、一人の努力だけでしようとしていました。
それで多少は改善や変化を起こせたとは思います。
けれど、今日の出来事で身近な妻の助けを得ることで、もっと楽にもっと速く、変化できそうだと気づいたのです。
自分を変化させたり成長させたいのであれば、身近な人に理解してもらい、その方向へ協力して一緒に進む
これが一番だと思います。
もしあなたが何かに失敗して落ち込んでしまったときは、ぜひ身近な人に「自分を許せ」と言ってもらってください。
あるいは、身近な人が失敗して落ち込んでいる時には、「自分を許してあげて」と言ってあげてください。
そして そのために、普段から その人との関係を大切にしてください。
我が家の何気ない日常の一コマですが、ご参考になれば幸いです(^-^)