新しいタブレットを買いました。
もともと家にあったiPadが充電しづらくなり、動かなくなったのです。
もう4年も使っているので寿命と言えば寿命なのですが、我が家の中ではタブレットの使用頻度が高いので、ちょっと困りました。
そこで、近所の電気屋さんへ。
いくつかのお店を回って購入したのは、NECのタブレット。
そして、購入したお店は、ケーズデンキさんでした。
特に、NECやケーズデンキさんにこだわりがあったわけではありません。個人的には、僕はJoshin電機が好きです。
ですが、それを上回る理由があって購入を決断しました。
それは、店員さんが親切だったから。
でも、実はこれって、家電やパソコンを購入するときの超重要ポイントじゃないかと思うんです。
購入するつもりはなかったのに……
ブログを訪れていただき、ありがとうございます! 「農マドワーカー」の泉林です(^^) 大阪の郊外で無農薬のお米づくりをしながら、インターネット関連の仕事をしています。
そんな中、長年使っていたiPadが壊れたため、娘と一緒に近くにあるケーズデンキさんへ行って来ました。
ですが、いきなりそこでタブレットを購入するつもりはありませんでした。
というか、ケーズデンキへ行く前に、すぐ近くにあるエディオン(元・ミドリ電化)さんやアップルストアさんを回っていました。
(正確にはアップルストアの正規店ではなく、Apple製品の専門店『C mart』さんですが(^^;)
まずはどんな商品があるかを見て回るだけのつもりだったのです。
店員さんの対応に感動!
ですが、結論を言うと、今日のうちに新しいタブレットを購入してしまいました(^^;
どうしてかというと、大きな理由はコレです↓
ふらっと立ち寄った電気屋さんで、娘が4Kテレビのゲームにハマる。
ずっと立ってやってたら
店員さんが「よかったら使ってください(^^)」と椅子を持って来てくれた。
ぶっちゃけ、今日は何も買う気ないのに、むしろ店内の一角を占領してるだけなのに……
ありがたや(T-T)#ケーズデンキ pic.twitter.com/2mgSwkDnBJ— ばや@農マドワーカー (@shbayashi) 2018年1月24日
最初はタブレットを見て回るだけのつもりだったのが、その傍に陳列されていた4Kテレビ(?)に猛烈に惹きつけられました。どうやらネットにも接続しているテレビらしく、ゲームもできるみたいだったんです。
そして、そのテレビのリモコンをすかさず手に取った娘は、そのままゲームにドはまり……(- -;;
「コレどうするのー?」「アレやりたいー!」と、僕の助けを呼びながらゲームを続け、いつの間にか数十分が経過していました。
その様子を見かねたのか、店員さんが、
「よかったら、使ってください(^-^)」
と椅子を2つ持って来てくれたんです。
その瞬間、僕の心は撃ち抜かれました。「なんて親切なんだ!?」と。
椅子を持ってきてくださったのは少しご年配の男性店員さんで、とても穏やかな笑顔でさりげなく、そんな心配りをしてくれました。
めっさ男前でした(*T^T*)
ですが、嬉しかったのと同時、僕の中で葛藤が始まりました……。
損得か?義理人情か?
「しまった! 商品を買うつもりなんてなく、ただの“ひやかし”で来ているのに、こんなに親切にされてしまっては、めっちゃ申し訳ない!」
「てゆーか、娘はそんなことお構いなしに、めっちゃゲームしてるし! お店のテレビ、独占しちゃってんじゃん!?」
「まあ、平日の午前中で、他には全然お客さんがおらへんけど、さすがにこんなに長時間使うっていうのは……このままやとマズイなぁ」
「いけない……。本当はここでタブレットの下調べと値段を見るだけにして、帰ってからネットで買おうと思ってたのに、あの店員さんのご厚意で、めっちゃ心が揺らいでしまう」
「いや。そもそも、お店で実物と値段だけ見て、実際の買い物はネットでするって、どうなの??? なんか、卑怯じゃない? 人としてイケてなくない?」
そんな葛藤が、心の中で激しく起こりました。
そうなんです。本当は電気屋さんで実物だけ見て、後で楽天とかのネットショップで購入しようと思ってたんです。
その方が安い場合が多いし、ポイントサイトを経由させたらポイントが二重取りできるし、どう考えてもインターネット経由で買うのがお得ですから。
「でもさ……“お得”ってだけで、買う相手を決めていいの?」
そんな疑問が僕の中で起こったのです。
「今さっき、店員さんに親切にされて、娘がゲームをめっちゃ楽しんでいて、しかも今日みたいな寒い日で、お店の中で暖を取らせてもらってるのに、ここで買わずにネットショップで買うって、あまりにも薄情やない?」
「たしかに、満足できる商品が無かったら、買わないのは仕方ないさ。けど、ここで良いモノが見つかったのに、それをわざわざネットで買うって、なんかおかしくない?」
「ネットショップで買えば自分にはメリットがある。けど、今まさにお世話になっているこのお店に、なんの還元もできてない。それでいいのか、オレ?」
「てゆーか、さっきあんなに店員さんに心の中で感謝したのに、“ネットショップで買う”なんてことしたら、それは恩を仇(アダ)で返すようなことじゃない?」
「もちろん、僕がこのお店で買ったところで、大した利益にはならないさ。他のお客をお店へ呼び込むこともできないさ。あと、やっぱり実店舗よりもネットショップの方が、これから有利になる時代だろうさ。でも……でも、自分の生き方として、それでいいのか?」
「恩や義理を忘れてしまって、損得ばかりを求めて、自分のメリットだけを追って、それで生きていきたいのか? そんな世界になって欲しいのか?」
「そうさ。目の前の娘を見ながら、自分に問うてみろ。損得やメリットばかりを追って、恩義や優しさや感謝や義理人情のない世界で、この子に生きてもらいたいのか?」
いつの間にやら、タブレットとお店の領域を超越して、世界レベルの思考にまで及んでしまいましたが、僕の出した結論はコレでした。
そんな優しさや義理人情のない世界はイヤだ!!
結果、そのケーズデンキさんで、タブレットを購入しました。
店員さんの心遣いに胸打たれたので、このお店でタブレット買ってしまった https://t.co/cpm5CELbeP
— ばや@農マド (@shbayashi) January 24, 2018
きちんと“人”を見て決める
購入するお店は“人”で決める。
これが何かを買うときの一番のポイントなのだと思います。
ですが、つい最近、その正反対のことをしていたことを思い出しました。
先日 新しいパソコンを買ったのですが、そのときの購入の決め手は「値段の安さ」でした。
しかも、実店舗で実物を見て、ネットショップで購入しました。
結果、良いモノは手に入ったと思います。ですが、自分の中でどこか拭えない違和感があったのです。
「値段は安いけど操作性が良くない」といった不満もありますが、実は違和感の一番の原因は
“人”を重視して買わなかったこと
だと思うのです。
売る“人”のことが好きだと商品も好き
そういえば、思い返してみると、きちんと“人”を見て購入した商品って、長年いい感じに使うことができています。
- 今メインパソコンにしているMacbookは、店員さんがMacの良さを熱く語ってくれて、それに惚れたから購入を決断しました
- 長年、我が家のリビングを温めてくれるファンヒーターは、最初に購入したものの色が思い通りでなく、返品が可能かお願いしたところ無理を聞いてくださって、その心意気に惚れて、それより高い機種を買いました
- 昨年末、娘にプレゼントしたアンパンマンブロックは、いつも娘がサンプルを遊ばせてもらっているおもちゃ屋さんで買いました
そして、このどれもが、家族みんなで楽しく快適に、何よりその商品のことを好きになって、使わせていただいているものです。
つまり、売ってくれる“人”のことを好きになって購入したものって、将来的に長く使うことができるし、その商品を心地よく使える、ということなんです。
もちろん、「どれだけ安いか?」や「どれだけ得になるか?」も大事な視点なのですが、最後は“人”だと思うんですよね。
まとめ
ですので、「数ある電気屋さんの中でどこがいいのか?」という問いに、答えは出せません。
「どんな人がいるか?」は、「ケーズデンキか? Joshin電機か?」というように電気屋さんで分けることはできませんから。
それに、同じ系列の電気屋さんでも、店舗によって店員さんは違いますしね。
でも、逆に、「どのお店で買うのがいいのか?」という答えはシンプルで、
- 自分の気に入った店員さんがいるお店
- 自分が感謝できる店員さんがいるお店
- 自分が恩義を感じた店員さんがいるお店
ということになります。
こうやって“人”で選ぶ方が、実は失敗が少なくなり、何よりも快適に楽しく商品を使える確率が高くなると感じています(^-^)
あくまでも一つの考え方ですが、ご参考になれば幸いです。
などを書かせていただいています。
(「農マド」と言いながら、農業やネット関係の記事は少なめです(^^;;)
あなたの人生にとってお役に立てる内容があるかもしれませんので、よかったらご覧ください。