子育ての秘訣とは
- 子どもと接する機会を増やし、慣れていくこと
- その過程で、親である自分の欠点を見つけ、改善していくこと
だと考えています。
つまり、親は子どもが生まれても、精神的にすぐ親にはなれず、辛いことや苦しいことを経験しながら、親として少しずつ成長していく、ということです。
よく言われる言葉に「育児は育自」というものがありますが、子育てとはまさに“自分を育てること”だと思うのです。
そして特に、男性(父親)は この傾向が強いのではないか、と感じています。
このブログには男性視点から「子育て」記事」をアップさせていただいていますが、このページにはポイントをまとめて書かせていただきます!
子育てが上手くできませんでした……
ブログへのご来訪ありがとうございます! 農マドワーカーのバヤと申します。
自然農法の田んぼをしながら、インターネットで活動もさせていただいています。
そんなライフスタイルのため、家で子どもと接することが多いです。
一方の妻は、海外旅行の添乗員をしているため、海外へ行くことが多いです。
ですので、妻が海外に出張している間は、僕と子どもの二人暮らしになります。
いま娘は5才。
今では二人きりでも平気で過ごせるようになりましたが、以前は子育てに戸惑い、 全く上手くできませんでした。
「お父さんキライ」と言われて
僕はもともと子どもが好きです。
昔から父親になることに憧れていましたし、大学時代は教育学の専攻でした。
だから、子どもが生まれ時はすごくうれしかったですし、「立派な父親になろう!」と心から思いました。
出産直後は毎日の料理をしたり、オムツを普通に替えたり、抱っこもいっぱいしました 。
けれど、正直なところ、妻ほど上手くできませんでした。
どんなに可愛くても、子どもと一緒にいるとすごく疲れましたし、イライラすることも多かったのです。
時には、理不尽に怒ってしまうこともありました。

結果、子どもがしゃべるようになると、「ママ大好き!」「おとうさんキライ」が口ぐせのようになってしまいました。
(我が家では、妻のことを「ママ」と呼び、後のことを「おとうさん」と呼んでいます。和洋折衷型です)
辛いことや苦しいことで成長する
特に、妻が海外出張へ行くようになり、二人で過ごす時間が多くなると、「おとうさんキライ!」としょっちゅう泣かれました。
(あ。妻が海外添乗員の仕事をするようになったのは、娘が幼稚園に入ってからなんです。それまでは基本的に妻が子どもを見てくれていました)
「僕なりに子育てを頑張ってきたのに、何でこんなことになるんだろう?」
と、とても情けなく、子育てがキライになりそうでした。
けれど、妻が仕事の出張で家を空けるようになったので、弱音は吐いていられません。
自分なりに一生懸命子どもと向き合いました。

その結果、子育てでの苦しいことや辛いことが、親として成長する一番の材料だと気づいたのです。
4年かかって“父親”になれた!
そうしていると、 娘が4才を過ぎたあたりから(妻が海外へ行くようになって約一年経ったころ)、変化が起きました。
- 子どもと一緒にいても疲れなくなったり
- 子どもと共通の趣味や遊びができるようになったり
- 何より、子どもに対するイライラが少なくなったり
なんだか色々うまくいくようになったのです。

そして、5才になった頃からは、
「おとうさん好き」
と言ってもらえるようになりました。
感動です(*T^T*)
よく「子どもが生まれると女性はすぐ母親になるけど、男性が父親になるのは時間がかかる」と言われます。
僕の場合もまさにそれで、4年以上の時間を経て、ようやく父親になれたのです。

あきらめなければ子育ては上手くなる
あ。でも、僕はめちゃくちゃ不器用なので、世のお父さんたちはもっと上手にされているのかもしれません(^^;;
ただ、不器用だからこそ、気づいたことがあります。
子育てが下手でも、「キライ」と言われ続けても、自分のダメなところに向き合わされても、子どもと触れ合う時間を持ち、あきらめず努力し続ければ、ちゃんと子育ては上手くなっていくんだ。
そして、子どものことが前より好きになれて、子どもからも愛されるようになるのです。

親として一つ一つ成長していく
ですから、 僕にとって子育ての秘訣は
- 子どもと接する機会を増やし、慣れていくこと
- その過程で、親である自分の欠点を見つけ、改善していくこと
だと思うのです。
その間には、情けないことやイラ立つこと、悲しいことや苦しいことも沢山あります。
けれど、その問題一つ一つを受けとめて、自分の未熟さと欠点を一つ一つ乗り越えていくことで、子どもに愛される親になっていけると感じています。

子どもとは、親である自分を映し出す鏡のようなもの。
だから、子育てが上手くいくようになるには、自分を変えることが一番効果的なのかもしれません。
変えるのは子どもではなく自分自身
つまり、変えようとするのは子どもではなくて、親である自分自身なのです。
「子育て」というと、子どもを教育しようとしたり、何とかコントロールしようとしがちです。
もちろん躾(しつけ)という点で、親から子どもに対する教育やコントロールは必要でしょう。
ただ、いくら子どもであっても、自分とは異なる一人の独立した人間です。
ちゃんと自分の意志を持った存在です。
ですから、過度に子どもをコントロールしようとすると、逆に苦しくなってしまいます。
であれば、「子どもを変えよう」とするのではなく、「自分が変わろう」とする方が効率的だと言えるのです。
子どもと向き合いながら自分を変える
例えばですが・・・

↑「自分の親もこんな風に苦労していたのか」という視点を持ったり

↑子どもが食べるご飯へのこだわりを緩めてみたり

↑子どもの気持ちを汲み取るだけでなく、自分自身の気持ちもキャッチして、それを素直に表現してみたり。
そんな風に、子どもと向き合いながら自分自身とも向き合い、自分を変える努力を続けることで、親として少しずつ成長していくのだと思うのです。
男性こそ“少しずつ”ステップアップ
ただ、ここで男性(父親)の傾向について言及してみると・・・
もしかしたら男性は、「少しずつ成長する」というのが苦手かもしれません。
どちらかというと効率重視で、すぐに結果を得たいと考えがちですから。
(少年マンガとかでも、主人公が一気に強くなったり、強力なアイテムを手に入れる描写が多いですし……)
ですが、子育てに関しては、すぐに効果が出るということはなく、少しずつステップアップするものだと感じています。
まさに、子どもと一緒に成長する感覚ですね。
なので、もし男性が子育てが悩んだなら、焦らずゆっくり子どもと過ごすことに慣れ、少しずつ父親になっていくといい、とお伝えしたいです。
ただ、そのためには、たえまぬ努力が必要となるので、そこは覚悟してください!(^-^)

子育てのためにこそ旦那を育てる
あ。なので、奥さん! 旦那さんが子育てが苦手そうでも、ゆっくり見守ってあげて
下さいね!!
旦那さんがいきなり子育てできるとは期待せず、少しずつ上手になるのを見守ってあげて欲しいのです。
「え? なんでそんなことしなくちゃいけないの?!」
「同じ“親”という立場なんだから、私と同じくらいできて当然でしょ?」
と思われるかもしれませんが、男って基本的に弱い生き物です……。

ですので、努力して成長する時間が必要なんです。
ですので、最初はめんどくさいし、子育てが下手なことにやきもきするかもしれませんが、時間をかけていくと、めちゃくちゃ力強いパートナーになる可能性だってあります。
うちの妻のように、子育てを旦那に丸投げして、自分の好きな仕事をどんどんできるケースだってあるわけですから。
そう。女性が子育てを上手く進めるためには、「旦那を上手に育てること」が大きなポイントだと思うのです。
(ここでは「旦那」という表現にさせていただきましたが、彼氏さんなど他のパートナーである場合も含みます)
まとめのまとめ
さて。子育てについて個人的な経験や考えを書かせていただきましたが、最後にポイントを整理すると、
- 親は子どもが生まれても、精神的にはすぐ親にはなれない
- 子どもと過ごすことを通して、本当の親になっていく
- 子育てで起こる辛いことや苦しいことは、実は親として成長に欠かせないこと
- だから、子どもと向き合いながら自分とも向き合い、少しずつ自分を成長させていく
- 子どもを変えようとするのではなく、自分自身を変えることが大事
- 特に男性(父親)は、親になるまで時間がかかるかもしれない
- なので、男性は親になるための努力を欠かしてはならない
- 女性(母親)にとっては、パートナーの男性(旦那or彼氏)の成長を見守ることが、子育てが上手くいくポイントかも
となります。
とはいえ、僕もまだまだ成長途中で、やっぱり子育てに疲れたりイライラしてしまったりします(^^;;
読者さんからも「不器用な子育てですね」というコメントをいただくくらいで……。
でも、そんな不器用で情けない自分だからこそ気づくこともあると思い、子育てについて書かせていただいています。
よかったら、またご覧ください♪