「旦那さんが外で女の人と会って、そこで何かあったらどうするの?」
こんな質問を、妻がお友達から受けたそうです。
これに対し、妻の答えは
「ない」
という一言。
僕が他の女の人と“あんなことやこんなこと”になることはない、と思っているのだそうです。
「すごい。旦那さんのこと信じてるんだね」
とお友達は感心したそうです。
そして、僕も後からこの話を聞いて、「妻かっこいい!」と思ってしまったのです。
旦那が他の女と会うのはアリか?
先日、妻が実家へ帰省し、学生時代からのお友達たちと会ったそうです。
そのときに話題になったのが、「旦那(または彼氏)が他の女性と二人きりで会うのはアリかナシか?」というもの。
ですが、ここで意見が分かれました。
- 絶対ダメ! 即、離婚!!
- 奥さん(彼女)がいる男性と二人で会うなんて、相手の女性に問題があるのでは?
- 別にいいけど、それを隠されたらイヤ。
- どんどん会えばいいと思う!
- 浮気ならイヤだけど、友達なら問題ないよね?
という感じで。
いわゆる女子会って、こんな風に千差万別の意見が飛び交うのでしょうか?
僕はLINEで聞いただけなのですが、そこからでも圧倒的なエネルギーが伝わってきました(^^;; 女性、おそるべし……。
それに、その意見もどれもが納得だし、きっと「正しいor間違っている」は無いんだろうと思います。
大切なのは関係性
そうなんです。
「男が他の女性と二人きりで会うこと」についてジャッジするのではなくて、大切なのは“二人の関係性”だと思うんですよね。
つまり、
- 相手がどういう価値観を持っているのか?
- どうすれば相手の意思を尊重できるか?
- そして、どうすれば自分の好きなように行動できるのか?
を、パートナーとしてどれだけ理解し合えているかが大切だということです。
ですので、例えば「他の女性と会うのが心理的に耐えられない」というのであれば、そのパートナーである男性はそこを理解すべきでしょう。
けれど逆に、「お互いに自由に異性と会おうよ!」という合意ができるのであれば、他の女性と会っても全然問題ないですよね。
だから、「他の女性と会う」という行動そのものにアリかナシかをつけることはできず、結局は当人同士の相互理解と信頼関係が決め手だったりするのです。
我が家の関係性は?
……で。
肝心な我が家の場合はどうかというと、妻からのLINEにはこんな風に書かれていました。
(メッセージ内の「谷ちゃん」「たに」というのは妻の愛称です)

お友達「旦那さんが女の人と二人で会ってもいいの?」
妻「どーぞ!」
お友達「でも、もし何かあったら……」
妻「ない(^-^)」
え? ないの?!?!
と、ちょっと自分でもビックリでした。
一応、男の子なので……
一応、僕もオトコノコなので、他の女性に興味がないわけではありません。
もちろん、妻のことが第一ですが、落ち込んだりショックを受けたり何かの拍子に、浮気してしまわないとも限りません。
だって、基本的に男は下半身でものを考える生き物ですから……。
そうならないように普段から気をつけていますが、やっぱりどこか自分を信じきれないというか、万が一のことが起こる可能性は常にあるのです。
が、妻は一言、「旦那が浮気することはない」と断言したのです。
信じてもらわれると……
お友達との会話では「信じてるんだね」という結論になったそうです。
そして、僕も「こんなにも信じてもらっているのか!」と、かなりの驚きと喜びを感じました。本当にありがたいです。
ですが、同時に大きな責任感も湧いてきました。
「この人を裏切るわけにはいかない」
……と。
先ほど言ったように、自分もやっぱり他の女性になびいてしまう可能性があります。
ですが、ここまで信じてもらってしまうと、そんな可能性すらも無くなる気がしたのです。
もし妻が「この人は浮気をする人かもしれない」という疑いを持っていたとしたら、こちらはそれを残念に感じるし、「そんな風に信じてくれていないのであれば、他の人にいっちゃってもいいかな?」みたいに考えるかもしれません。
ですので、逆説的ではありますが、「浮気をしたらどうしよう?」「他の女の人と会わないで!」と言われるよりも、
- どんどん女の人と会ってきなよ
- 何もないって信じてるから
と信頼して自由にさせてもらう方が、かえって「浮気なんてするもんか!」という責任と決意が湧いてくるのです。
信じてもらえるからこそ、「どんどん会ってきなー」と言われるからこそ、僕には「妻しかいない」と思ってしまうのです。
そもそもの話として、僕自身が女性と接点を持つ機会がないというのもあると思います。いつも仕事は家か田んぼかですし、基本的に家にいることが好きなので、あまり外出もしません。友達と飲みに行くこともないし、何か趣味のサークルに所属しているわけでもありません。そんな風に引きこもりな生活なのです。そして、更なるそもそも論として、昔から女性にはモテません( ̄▽ ̄;; そんな事情もあって、妻は「ない」と答えたのかもしれません。
お互いをよく理解すること
あ。でも、当然のことながら、これはあくまでも我が家の場合だけに言えることです。
他のご夫婦やカップルには当てはまらない可能性が高いです。
なぜなら、人はそれぞれに違う考えや価値観で動いており、またパートナー同士の関係性によっても変わるからです。
先ほどもお伝えしたように、
- お互いがどういう理解をしていて
- どういう行動を取るのがベストなのか
を自分たち自身で模索する必要があるということですね。
だから、我が家のように「どんどん他の人と会っておいで」というのが逆効果な場合もあるでしょうし、「心配だから浮気しないで!」とハッキリ言うことが良い場合だってあるでしょう。
相手のことをよく見る
大切なのは、世間の常識や周りの意見に振り回されず、相手のことをよく見るということではないでしょうか。
結局、行動や物事の良し悪しは当人同士の関係性によって決まるので、お互いに相手のことをよく知るしかありません。
それに、人間生きていれば、どんどん考え方が変化していきます。
ですから、いつだって相手の変化をよく見て、話をよく聞き、どういう風に接すれば良いのかを自分自身で判断するしかないのです。
そうすることで、相手のことが尊重でき、そして自分自身も幸せを感じられる方向へ進んでいけるのではないでしょうか?
……と書きつつ、「僕は妻のことを全然見れていないかも……」ということに気づきました(^^;;
そこを大いに反省しつつ、妻の信頼に応えられる男になっていきたいです!!