妻が家を出て行ってから一週間が経ちました。
あ。でも、ケンカしたわけではなく、仕事です。
妻は海外旅行の添乗員をしているので、1ヶ月に1度のペースでこんな風に家を空けるのです。
今回の行き先はスペイン。
なので、時々、現地の写真が送られてきます。

↑こんなのとか、

↑こんなのとか、、

↑こんなのとか、、、、、、。
「肉ばっかじゃねーーーか!!」
(しかも、付け合せがポテト オンリー)
という突っ込みをしてしまいますが、彼女はもともと肉食系なので仕方がありません。
“肉食系”の妻
あ。恋愛とか異性に対する“肉食系”は一旦置いておいて、ガチで「お肉を食べるのが好き」という肉食系です。
なので、結婚した当初は野菜を食べる習慣がなくて、ビックリしました。
結婚式の披露宴でパンフレット(?)を配りましたが、そこの「新婦へのメッセージ」欄に「野菜を食え!」と書いたくらいです。
“草食系”の夫
ですが、一方の僕は草食系です。
恋愛とか異性に関する“草食系”は ここでも一旦置いておいて、「野菜や穀物を食べるのが好き」という草食系です。
というか、野菜やお米を育てるのが好きです。

妻がいない この一週間も、友人農家の畑へ行って、タマネギの収穫を手伝ったりしました。

エンドウの収穫だって手伝いました!
うーん、いいですね♪ こうやって緑のある風景は(* ̄▽ ̄*)
自然に還れるというか、気持ちがすごく癒やされます。穏やかになれます。

最近は、自分ちの稲の種まきが終わったので、お米づくりもこれから本格化していきます。
こうやって、地元に根ざして、土や草木と共に生きるのって、本当に幸せだと思うのです。
実は理想の女性は・・・
『天空の城ラピュタ』で、シータが「人は土から離れては生きられないのよ」と言っていましたが、本当にその通りです。
土から離れては人は幸せになれない、と僕は思います。
土に根を下ろし風と共に生き、種と共に冬を越え、鳥と共に春を歌う生活が、何よりの豊かさなのです。
そう。
僕にとって理想の女性は、シータさん! まさに貴女でした!!
いえ。貴女にはパズーさんという素敵な殿方がいらっしゃるので、強くアピールすることは出来ません。
ですので、この恋心は心の奥深くに密かに持っていただけでした。
けれど、本当は貴女のような人が理想だったのです!
草食系男子ゆえに
……でも、僕は草食系。
そんな表立って「貴女のことが好きだ」なんて言えませんでした。
「シーーーーーターーーーーー!」なんて叫べませんでした。
貴女の可愛いおさげ髪が、ムスカ大佐の鉄砲に撃ち抜かれるところも、ひっそり黙って見ているしかなかったのです!!
あのとき、僕がどれだけ胸を痛めたことか……。
ああ、なんて僕は臆病なのでしょう。
なんという情けない“草食系”なのでしょう・・・。
あれ? さっき「恋愛や異性は置いておいて」と書きましたが、やっぱり僕は恋愛に関しても“草食系”ですね。
そういえば、妻とお付き合いすることになったのも、彼女の方から来てくれたような気が・・・。
となると、妻もやっぱり恋愛や異性に関して“肉食系”???
理想と現実のギャップ
でも、なんかそれって、理想と現実のギャップありすぎじゃないですか?
「土から離れては生きられないのよ」と言っていたシータに比べて・・・

↑こんな写真(機内食のトンカツ焼きそば)や、

↑こんな写真(やっぱり付け合せがポテトだけ!)や、

↑こんな写真(いったい何の肉や!?)を
送りつけてくる妻って、
ギャップありすぎだと思うんです!
まあ、要するにあれですよ。
理想と現実は違う、ってことですよ。
ギャップがあるから楽しい!
ただ、こうも言えます。
理想と現実にギャップがあるからこそ非常に楽しい
……と。
ええ、そうなんです。理想の女性像とギャップがあり過ぎるからこそ、
- 日常は予想外のことばっかだし
- 毎日、相手の新しい一面を発見するし
- それに合わせて自分自身も成長できるし
- 日々、相手に惚れ直すことができるし
ということが起こるのです。

↑こちらの記事にも書きましたが、価値観や感覚が異なるからこそ、楽しく過ごすことができるのです。
もし僕が『ラピュタ』のシータと結婚できていたとしたら、たぶん3日くらいで飽きていたと思います。
「へー。つまらねえ女」と、超絶問題発言のようなことを心のなかで呟いてしまっていたと思います。
「土から離れては生きられないのさ」と口では言いながら、心は荒み、外に刺激を求めてしまったと思います。
だから実は、“理想の人”とは実は結婚してはいけないと思うんですよね。
草食系男子は肉食系男子と結婚すべし
あ、しまった……肉食系と草食系の話からズレてしまいました(^^;
だから、なんというか、その……。めっちゃ乱暴にまとめると、
“草食系”の男子は、“肉食系”の女子と結婚したほうがいいですよ!
ということです。
もちろんケースバイケースですけど、自分自身の経験を振り返ると、妻と結婚して本当に良かったと思うのです。
先ほどチラリと触れましたが、お付き合いする前は妻の方から近づいて来てくれましたし
(あ。でも、「付き合って下さい」と言ったのは僕の方です。ここは男子たるもの、けじめをシッカリ付けるべきだと考えております!)
その後もけっこう妻の主導で進んでまいりました。
(あ。でも、「結婚して下さい」というプロポーズは、僕の方からしました。「男子たるもの」って古くさいかもしれませんが、たとえ草食系だろうと、個人的にはやはり“男子たるもの”でいたいのです!)
そして、結婚して10年近く経とうとしている今も、
- 妻が海外を飛び回って働いて
- 夫は家で田んぼをしながら家事と子育てをしている
という関係を構築できております。
んでもって、こうやって“肉食系”の妻が外で活躍するのを“草食系”の男子が陰ながら支えるという状況が、僕にとっては何よりも刺激的だし幸せなのです。
最後に(ギャップ万歳!)
いかがでしたでしょうか?
めちゃくちゃ個人的な話ばかりになってしまいましたが、要するに
理想と現実のギャップ万歳!!
ということになります。
もちろん、感覚や価値観が異なるとぶつかることも多いですが、
- 理想と現実にはギャップがあって当然、と知り
- そのギャップを楽しむこと
が、結婚生活を幸せに送る秘訣だと思うのです。
そんなわけで、“草食系”の僕は、これからも“肉食系”の妻を、ずっとずっと大事にしたいと思います!!

で。妻よ・・・
これはいったい何のお肉ですか???