今日、我が家に新しい冷蔵庫がやって来ました。
以前から使っていた冷蔵庫が、3日ほど前 突如 調子が悪くなり、電器屋さんで急きょ購入したのでした。
しかも、今日は大晦日。こんな年の瀬に配送して下さった電器屋さんには、頭が下がるばかりです。
そしてそして、今回の何よりの収穫は、妻がとっても喜んでいること。
今日キッチンに設置されたばかりの冷蔵庫を見ては、「うふふふふふふふ〜♪」と上機嫌で、開けたり閉めたり、さすったり眺めたりしています(* ̄▽ ̄*)
「急きょ購入した」とは言っても、電器屋さんを数軒見て回り、夫婦できちんと話し合って「コレ!」というものを選んだのでした。
こういう家電の買い物って、夫婦で話し合うってすごく大事だと思います。
そんなわけで、今回の経験も踏まえて、夫婦で家電を買うときのポイントを書いていきます(^-^)
自分の思い込みを捨てる
夫婦で仲良く家電を買うときの最大のポイント。それは……
「こういうのが良いに決まってる!」という思い込みを捨てること
です。
実は僕は、以前にこのポイントを外して大失敗したことがありました。
そのときは石油ファンヒーターを買ったのですが、自分の目で見たら「我が家にはこの機種が絶対イイ!」というものを選んだのです。
- 予算内に収まっていて、コストパフォーマンスがいい
- 銀色で誰にも不快な想いをさせない落ち着いたデザイン
- 機能もそこそこ豊富で、きちんと暖まる可能性が高い
という風に、合理的に考えてどの不足もない製品を購入したのです。
ですが、妻には不評でした……orz
自分だけの思い込みで購入して失敗!
妻は普段から怒りを表に出すタイプではありません。なので、そのときも怒ったりはしませんでした。
けれど、僕が買ってきたファンヒーターを見る表情があまりに暗く、話を聞いていくと「このファンヒーターは嫌だ」というのです。
「なんで? どこも問題ないやん!」
「金額的にも機能的にも十分やろ?」
「合理的に考えたら、この機種しかないやん!」
と主張する僕に対し、妻は答えました。
「色がピンとこない」
……と。
そしてもう一つ。彼女にとってもっと重大だったのが、
「一人で勝手に決められたのがイヤだ」
ということでした。
妻の感覚や主張が全く理解できない
「はぁ? 色?」と最初は思ってしまいました。
だって、色なんてファンヒーターと余り関係がありません。
ファンヒーターというものは部屋を暖める機械なのであって、その効果を発揮すれば色なんてどうだっていいはずです。
そんなことよりも、
- どれだけ効率的に暖まるのか?
- エネルギー消費や暖まる広さはどれくらいなのか?
- タイマー機能やエコ機能などはあるか?
- 灯油は補給しやすいのか?
- そのために値段はどうなのか?
のほうがもっと重要です。
そういった合理性を満たしてこそ、“良いファンヒーター”と言えるのですから。
それに、「一人で買ってきたのがイヤ」という意味もわかりません。
どちら一人が良い製品を見つけたのであれば、一人で買って帰って来ればいいだけです。
その方が二人でお店へ行く手間を省けて効率的ですから。
いちいち二人で話し合って購入を決めていたら、時間ばかりが過ぎていきます。
それこそ時間と労力のムダで、コスタパフォーマンスが落ちてしまいます。
ですので、「色がイヤ」「一人で選ばれたのがイヤ」という妻の感覚や主張が全く理解できなかったのです。
家電選びの失敗から学んだこと
ですが、妻の落ち込みようは僕の想像以上でした。
かなり機嫌を損ねてしまったようで、話もロクにしてくれなくなりました。
なので、僕は観念して、ファンヒーターを妻と二人で選び直すことにしたのです。
自分一人で買ったファンヒーターは、購入した電器屋さんに頭を下げて返品したうえで……。
(まだ使用前だったので、電器屋さんは快く引き取って返金してくれました。以来、僕は その電器屋さんのファンです☆)
そして、この苦い経験から僕は学びました。
- 妻は見た目や色など、機能面以外のことをとても大切にしている
- 仮に合理的に良いものだったとしても、感覚的にピンと来ないものは買いたくない
- そして何より、「購入すること」そのものではなく「購入するまでの過程」を重要視している
- だから、家電を買う場合は、しっかりと夫婦で話し合い、一緒に売り場を見に行って買うのがいい
ということを。
これは、僕の感覚や視点には全くないもので、
「え? こんなところが大事なの?!」
「自分ではぜんぜん気にしない部分が、妻にとっては重要なのか!」
と気付いたのでした。
だから、それまでの僕が抱いていた「こういう基準で買えば良いに決まってる!」という思い込みを捨てることにしたのです。
今回は夫婦で話し合って決めました
そこからは、家電など家庭全体に関わる買い物は、きちんと妻と話をしながら決めるようにしています。
そして、自分の中にある「これが良いに決まってる!」という思い込みに縛られない努力をしています。
もちろん、「僕はこれが良いと思う」「こういう選び方をするのが好き」ということは伝えます。ですが、それ以上に妻の感覚や考え方を大事にするようになったんです。
ですから、今回の冷蔵庫も、電器屋さんの売り場へ二人で足を運んで、夫婦で話し合いながら購入を決めました。
この“二人で話し合う”というのが何よりのポイントだと思います。
超絶にシンプルですが、意識していないとやらなくなってしまいますから(^^;;
妻の感覚と基準はやっぱり意外だった!
ちなみに、今回の冷蔵庫選びにあたって、妻が「これが良い!」と言ったのはコチラ↓

一方で、僕が「いいな」と思った冷蔵庫はコチラ↓

「どこが違うねん?」と思われるかもしれませんが、それもそのはず、この2つは同一メーカーのほぼ同じモデル。年式が違うだけなんです。
なので、「あ。値段が違う」と気づかれたかもしれません。
そうなんです。妻が選んだのは 一年くらい前の古いモデルで、しかも展示品限りだったので、かなり安くなっていました。
ですが、「古いタイプで展示品だと故障しやすいのでは?」と考えた僕は、2つ目の新しい冷蔵庫が良いと思いました。
たとえ高価になったとしても、新しいほうがメーカーの改善がされているだろうし、展示品よりも丁寧に扱われている可能性が高いからです。
なので、そのことを妻に話しました。
ですが、妻の表情は「うーーーーん」という感じ。
「あれ?なんで新しいのがイヤなのかな?」
「値段が高くなることに躊躇しているのかな?」
と思い、彼女に理由を聞いてみたところ、意外な答えが返って来ました。
それは、
「取っ手の色が違う」
というもの。
この答えに僕はビックリで、「え?そんなん気づきもせーへんかった!」となりました。
ですが、よく見てみるとたしかに……

取っ手の色が、旧モデルは白なのに、新モデルは銀なのです。
そして妻いわく
「全体が白色で統一されているのがイイ!」
とのこと。
僕の感覚では「そんなのどうだってええやん?!」「そんなの選ぶ基準じゃないやん!」と思ったのですが、以前の反省を踏まえて、妻の意見をしっかりと聞きました。
そして、よくよく聞いていくと
「要するに、あの展示品に一目惚れやったんよね?」
ということになり、値段や年式や機能性などなどではなく、
「今ここにある、この冷蔵庫がいい!」
という気持ちが妻の中にあることがわかったのです。
というわけで、
- 取っ手が白くて
- 年式が古くて
- 展示品処分で安くなっていて
- けど、そんなことはどうだってよくて
- 「この子がイイ!」と妻が惚れた
この世で一つ限りの冷蔵庫さんを購入したのでした。
夫婦で仲良く家電を買うポイント
って、冷蔵庫のエピソードが長くなってしまいましたが、改めてポイントを整理すると
- たとえ夫婦であったとしても、感覚や視点が全く違うことがある
(むしろ夫婦だからこそ違うのかも) - だから、家電を選ぶときは、どちらか一人の感覚や判断だけで決めない
- 特に、人によっては「家電を選ぶ過程」や「二人の話し合い」を重視することがある
- 家電は今後の家庭生活に関わることなので、しっかり二人で話し合って決める
- その際には、「こういう基準が良いに決まってる!」という思い込みを手放すことが大事
となります。
我が家の経験によって導かれた結論ですが、ご参考になれば幸いです(^-^)
あなたもご家族で楽しく家電選びができますように!!