子どものギプスって、親にとって大きな足枷になるんだなぁ……と感じています。
特に、幼児がギプスをはめると、本人よりも親に負担がめっちゃ来ます(T-T)
ちょうど2週間前に、4才の娘が足をケガしてギブスをはめました。
そこまで大したケガではなく、「足の骨にヒビが入っているかもしれないし入っていないかもしれない」という非常に微妙な診断で、“念のため”に着けたものでした。
ですので、本人はめっちゃ元気だし、翌日からはギプスをはめながらも家の中を縦横無尽に歩き回っています。
(さすがに走るのは止めております( ̄▽ ̄;;)
ギプスをつける期間は3週間。
なので、「じゃあ、3週間だけユルユル頑張ればいいやー」と軽く考えました。
……が、
2週間が過ぎた今、なんかめっちゃ大変です(T-T)
一番大変なのは、幼稚園にまともに通えないことでしょうか……。
いつもは朝の9時過ぎにバスのお迎えが来て夕方の17時に帰ってくるのですが、さすがにギプスだとバスの乗り降りができません。
なので、9時30分に幼稚園まで送っていき、自分の仕事をし、15時に再び迎えに行く、というサイクルになっています。
ですが、この「5時間ちょっと」という時間が非常に微妙で……
仕事が途中で切り上げないといけなかったり、ご飯を食べるヒマがなかったり、そこに新しい連絡や依頼が来たりして、うまく仕事が進まないのです。
そして、進まない仕事がいつの間にか溜まり、ここ数日はアップアップになっています(T-T)
というか、他にも……
- スイミング専用の曜日はお休みせざるを得ない
- 延長保育をお願いすることもできない
- 当然ながら、他の保育園や託児所にも預けられない
という状況になっています。
現在、妻が海外出張に行っている影響も大きいですが、娘をどこにも預けられないために、自分の仕事の処理スピードがどんどん遅れている実情があります。
「あれーーー? ちゃんと子どもを預ける体制を作ってたのに!」
「ちょっとのケガで、全然 機能しなくなるの?!」
という事態に陥っております(>_<)
怖いです・・・
最初は大したことないと思っていたのに・・・
ギプス、本当に怖いです(T-T)
それに、幼稚園のことだけではありません。
もっと困るのはお休みの日です。
もともと活動的な子で、しかもギプスをはめているために欲求不満が溜まっており、休日こそはそれを発散したくなります。
ですが、それを発散する方法がありません……。
- どこかのテーマパークや遊園地に行くわけにはいかないし、
- 体を動かす場所には到底行けないし
(彼女自身は元気だけど、ギプスで足元が悪いので、何かあると怖い) - ショッピングセンターに行っても、抱っこかベビーカーだし
で、彼女の体力を使う機会が全然ないのです。
「体は動かさないけど歌でエネルギー消費できる」ということで、カラオケに行ったりしましたが、どうやら焼け石に水のようです(- -;;
そんなこんなで、体を動かせない状況は娘のストレスとなり、更にその相手をしている僕にとって大きなストレスとなっております。
- 結局、娘と二人でずっと家にいることが多いし……
- その影響で、ぜんぜん仕事ができないし……
なので、今めっちゃしんどいです・・・orz
もう泣きたい(T-T)
(いや。もう泣いてる・・・)
もうツライ・・・
なんというか、アレです。
最初は「ぜんぜん大したことないやー」と甘く見ていたら、いつの間にかジリジリと負荷が増えて、支えきれないくらいに締め付けられていた感じです。
“ゆでガエル”というのは、まさにこういう状況なのではないでしょうか。
あるいは、“子泣きじじい現象”と言ってもいいかもしれません。
「子泣き爺(じじい)」とは
一般には、泣いている子泣き爺を見つけた通行人が憐れんで抱き上げると、体重が次第に重くなり、手放そうとしてもしがみついて離れず、遂には命を奪ってしまうとされている
Wikipedia「子泣き爺」より引用
というヤツですから。
つまり、ギプスというのは、こういった“子泣きじじい”のような悪影響を及ぼすのです。
最初は大したことないと思っても、いつの間にか負担を増長させて、大きな足枷となって襲いかかってくるのです。
しかも、子ども本人ではなく、親に!
この事実を僕は全く知りませんでした。
娘がケガをした当初に「軽いケガだから大丈夫♪」と思い込んだのが運の尽き。
今ではこんなにも苦しめられて、子泣きじじいが背中に乗ったように、身動きが取れなくなっています。
もし、ケガをした直後にこのことを知っていれば!
これだけの負担があるのだと、最初にわかっていれば!!
もっと何かが違ったかもしれません。
ギプスのことを「ギブス」と言ってしまっていたレベルだったので、きちんとギプスのことを理解しておくべきでした。
本当に恐ろしいです(T-T)
子どもがはめたギプスというものは、子ども本人ではなく、親の足かせとなって大いに苦しめる
このことを今実感しています。
あなたのお子さんがもしギプスをはめたときは、くれぐれもお気をつけ下さい!