「悪いことをした」と思いました。
先日、とあるお店に立ち寄って店員さんとお話ししたのですが、その時に腹が立つことがあって、クレームのようなことを言ってしまったんです。
※その時の詳しい状況はコチラ↓

Apple製品を専門に扱うお店だったのですが、
「最近のAppleさんって残念ですよね」
と言ってしまったんです。
後から振り返って、
「さすがにあれは言い過ぎだったーーー(>_<)」
と大反省して、申し訳ない気持ちと謝りたい気持ちが湧いていました。
で。今日、そのお店の前を通りかかる用事があり、しかも その店員さんもお店にいらっしゃいました。
なので、謝ってきました。
「あのー。すみません……」
と近づいて行き、
「あ、あの。先日お話をさせていただいたんですが、その時にひどい事を言ってしまって……すみませんでした」
とお伝えしました。
たぶん店員さんにとっては突然のことだったのでしょう、
「いえいえ……」
とビックリされたご様子で、少し言葉に詰まってらっしゃいました。
「あ。急にすみません……覚えてらっしゃらいますかね? 先日、SEのことで……」
と、先日のことをもう少し丁寧に説明して、改めてお詫びをさせていただきました。
「子どもの世話でテンパっていたのもあって、言いすぎてしまいました。すみませんでした」
と頭を下げると、
「そんな、お気になさらないでください」
と、やっぱりビックリされつつ、少し照れたような笑いを浮かべて、仰ってくださいました。
「この辺はよく来るので、またお世話になると思います。よろしくお願いします」
と最後に告げて立ち去ったのですが、やっぱり僕 変なことしちゃったのかもしれません(^^;;
でも、そのまま何も謝らずにいるのは、耐えられなかったのです。
ちゃんと謝らなかったら、ずっとモヤモヤしていたでしょうし、お店の前を通るのも気まずくなっていたでしょう。
それに、こちらのお店は、家族でよく行くショッピングセンターの中にあるので、このショッピングセンターへ行くことも気分が乗らなくなってしまいます。
なので、
「自分が謝りたいから謝る!」
と思って、謝りに行かせていただきました。
店員さんにとっては逆に迷惑だったかもしれません。
でも、
自分の中に「悪いことをした」という気持ちがあるのなら、その気持ちにフタをしてはいけない
と思ったんです。
完全に僕のワガママではありますが、そしてもしかしたら、とても些細なことかもしれませんが、思い切って謝らせていただきました。
ただ、こうやってちゃんと謝ると、心がすごく軽くなります。
子どもの頃に習うように「自分が悪いことをしたら素直に謝るべし」という非常に当たり前のことですが、
素直に謝ることって、本当に本当に大切だと思ったんです。
それに、他にも大きな発見がありました。
実は、店員さんに謝りに行くのは、何度もタイミングを見計らってから行ったんです。
できれば、今日 最初に通りかかった時に謝りたかったのですが、そのときは店員さんが接客中で、行くことができませんでした。
そして、その後も何度もお店を覗いていたんです。
でも、その度にまた別のお客様に対応していらっしゃって、たぶん5回目くらいにようやく、お一人でいらっしゃるところを見つけて声をかけたのでした。
ですので、
「うわー。こんなに沢山のお客さんと接していらっしゃるんだなー」
「それに、自分から積極的に声をかけてらっしゃって、すごいなぁ」
と思ったのでした
先日はちゃんと気づかなかったのですが、かなり若い店員さんで「もしかしたら新人研修中?」という雰囲気もありました。
そんな中で、色んなお客さんに声をかけてお仕事していらっしゃいました。
「わー。頑張っていらっしゃるんだなー」
「だったら、尚更のこと、この前は悪いことしたなー」
と反省し、謝りに行かせていただいたのでした。
正直なところ、先日 腹が立ったときは「なんじゃ、コイツ!」と思ってしまいました。
けれどそれは、怒りの感情によって、僕の目が曇ってしまったというだけだったのです。
本当は、すごく頑張ってお仕事されているし、誠実にお客様に対応されている店員さんでした。
そんなわけで、自分の主観や感情に囚われると、ちゃんと人を見ることが出来なくなってしまうのだ、ということも痛感したのでした。
その意味でも、今日、面と向かってお詫びを言うことができたのは、本当に良かったと思います。
すごくすごく当たり前のことですが、
「自分が悪いと感じたら、素直に謝るのが大事!」
ということを改めて学んだ日です。