男というものは・・・
- わがままで自分勝手でやかましい
- だからといって強いわけではなく、根は弱い
- なので、自分の苦手なことがあると、すぐ泣く
- 基本的に超絶にさみしがりや
- だから、甘えられる相手を常に求めている
という本性を備えているのだと知りました。
それを知ったのは、昨日行った娘の3歳半健診。
他の男の子たちの様子を見ていて、「あー、男の根っこはこういうものなのね」と見て取ったのです。
それはもちろん、僕自身の本性も含めて。
そんなわけで今日は、子どもの3歳半健診で学んだ男の本性について書いていきたいと思います!
男の子ってうるさい・・・
娘の3歳半健診に行ってきました。
そこで目にしたのは、
男の子がめっちゃうるさい。
という光景でした。
あ、いえ。これは出会った男の子さんたちを否定しているわけでは、決してありません。
僕自身も男子の端くれなので、「昔はこんなだったんだろうなー」と感慨深くもありました。
だから、「うるさいんじゃ!」「黙りやがれ!」ということでは全然ないのです。
ですが、うちの娘と比較して、その行動量と声量が桁違いに高かったのです。
我が娘は、かなりおしゃべりなタイプです。人に会うと「すごくお話しするね」と言ってもらうことが多いです。なので、女の子の中では“うるさい”方だと思います。
けれど、昨日の健診で一緒になった男の子たちは、その娘よりも遥かに“うるさかった”のです(- -;;
「うわー、男の子を育てるのって大変・・・」
と間近に感じました。
よく「一姫二太郎」と言われるように、「男の子よりも女の子の方が育てやすい」と聞きますが、本当にそうだな、と。
男の子を育てていらっしゃるご家庭は、本当に尊敬です。
そして、男である僕を育ててくれた母には、改めて感謝なのです。
泣きわめく男子たち
まあ、ある意味「元気」ということなので、それはスゴイことでもあります。
だから、「すごいなー、元気だなー」と、他の男の子たちを見ながら健診を進めていったのですが、さらなる驚愕の光景が目に飛び込んできました。
次は何かというと・・・
男の子がギャン泣きしている
というもの(^^;;
あの……でも、何か特別に怖いことや危険なことがあったわけではないんですよ!
単なる歯科検診や身体測定の場面で泣いているのです。
「は? なんで???」と僕なんかは思ってしまいました。うちの娘は、歯科検診も身体測定も、平然と淡々と進めていましたから。
歯科検診では、「お口をアーンして」と言われて、指示通りに「アーン」としていましたし、身体測定では、「服を脱いで体重計に載って下さい」と言われて、その通りにしていました。
服を脱ぐのはさすがに寒そうでしたが、特段悲しむことや怖がるようなことはなく、それはもう粛々と作業をこなしていたのです。
周りを見てみても、女の子で泣いている子は少なくて、声を上げて泣いているのは決まって男の子でした。
それも、可愛い泣き方ではなく、激しい“ギャン泣き”……。
しかも、「ママーーーー!」と、お母さんにギュッと抱きついて、“ギャン泣き”しています。
「って、お前らーーーー! さっきまで余裕ぶっこいて、やかましく走り回っとったやろうがーーーーーー!!!!」
「ママに『おとなしくしなさい』って怒られても、お構いなしに騒いどったやろうがーーーー!!」
「さっきまでの強さはどこ行ったんやーーーー?!?!」
と心のなかで思わず突っ込んでしまったのですが、さっきまで高レベルな行動量と声量を誇っていた彼らが、見事に弱々しく泣きわめいていたのです。
ポジティブなときは“うるさい”くらいのエネルギーを発する男の子たちが、歯科検診や身体測定になると、それと同じくらいのエネルギーレベルでネガティブ方向に振り切って泣き喚く姿は、なんとも言えない気持ちになりました。
ぶっちゃけて言ってしまうと、めっちゃ滑稽であり、同じ男として情けなくもありました。
男の本性とは?
「あー。でも、これが男というものの本性なんだな」
と、帰り道で考えました。
そうなんです。安全な場所では、余裕ぶっこいて大声出してはしゃぐくせに、自分に不利な場面になると、格段に弱くなって身近な存在に甘えてしまうのです。
「僕も、根っこのところは、そうなんだよなー」
ということにも気づきました。
一応37年間生きてきて、色々な経験や学びをして、ちょっとは強く生きられるようになったかも……と思っていますが、根っこにある“本性”は彼らと同じなのです。
僕も、安全なところではワガママでやかましく、周りに構わず行動します。一方で、不利なことやショックなことがあると、途端に落ち込んで、メソメソ泣くし、身近な人に甘えます。
(僕の場合、甘える対象は妻になります。いつもすみません。ありがとうございますm(_ _)m)
だから今回、冒頭でお伝えしたように、
- わがままで自分勝手で、うるさい
- だからといって強いわけではない
(むしろ根っこは弱い) - なので、自分に不利な状況になるとすぐ泣く
- 基本的に、超絶にさみしがりや
- だから、甘えられる相手を常に求めている
というのが男の本性なのだ、と学んだのです。
ですが、ここから更に驚くべきことがありました。
女性はそんな男の子が好き?!
家に帰ってから、その日の健診について妻に話しました。
娘の様子を話すことはもちろんでしたが、健診の現場で見た男の子たちの様子も話したのです。
すると、驚きの反応が返って来ました。
「わー♡ 男の子って、可愛いんだね!!!!」
一瞬、妻が何を言っているのかわかりませんでした。
「へ????」と頭の中がクエスチョンマークだらけになりました。
だって、自分に余裕があるときはワガママでうるさいくせに、不利になった途端に泣いて甘えるって、情けなくてかっこ悪い以外の評価が見つからなかったからです。
ですが、妻としては、そういったワガママさと泣いて甘えてくるギャップが、たまらなく可愛く感じるのだそうです。
「そ、そういえば……男の子を持つお母さんたちって、結構そんな風に言うかも」
ということを思い出しました。
そうなんです。今まで出会ったことのあるママさんたちで、男の子を育てていらっしゃる方々は一概に「男の子って可愛い!!」とおっしゃるのです。
中には、女の子と男の子の両方を育てていらっしゃる方で、「男の子の方が可愛いですー」というケースもありました。
「異性だから可愛く感じるんですかねー?」とおっしゃっていましたが、どうやら先ほどお伝えした男の子の“本性”のところに、キュンキュンされてしまうようなのです。
「マジか……! 全然カッコよくないし情けないだけなのに、そこが実は魅力なの?!」
という衝撃の事実を目の当たりにしたのでした。
あ。でも、これはもちろん、まだ小さいうちの男の子にだけ言えることかもしれません。大人になってからも、自分勝手で甘えてばかりであれば、目も当てられないですから(^^;;
ただ、男性の持つ情けなくてかっこ悪いところに、女性は実は惹きつけられてしまう、ということも、今回の経験で知ることができました。
なので、大人の男性として、社会人として、頑張って成長することは忘れないようにしつつ、自分の持っている弱さや情けなさも、妻にはさらけ出していけたらと思うのです。
まとめ
さてさて。なんか男の子について散々に書いてしまいましたが、これは自戒を込めて書かせていただいております。
決して男の子を非難したり否定しているわけではないので、そこはご了承ください。
というか、今回、娘と同年代の男の子を目の当たりにして、ワガママなところも、うるさいところも、泣き虫なところも「かわいいなー」と感じました。
そして、これからの成長に期待したいと思うのです!
まだまだ娘を嫁にやれるくらいには全然思えませんが、全国の男の子には“本性”を大切にしたまま、強くたくましく、情けなく泣き虫で、甘えん坊に育ってほしいです!!