先日、37歳の誕生日を迎えました。
この「37」という年齢は非常に微妙というか……いえ、「微妙」という言い方は変ですね、「センシティブ」とか「繊細」とか、けっこう揺れ動く数字のように感じています。
だって、そろそろ「アラフォー」とも言える年齢だし、一方で「35」に2つ足しただけなので、「まだまだ30代!」という見方もできます。
要するに、自分の中で「人生の分岐点」のような感覚がしているんです。
こんな風に、「若い」とも言えず、だからといって「中年」とも言えず、けっこう微妙な年齢になったわけですが、こんな年齢だからこそできる“誕生日の楽しみ方”があります。
今回は、実際に自分が過ごしてみて良かった、“37歳の誕生日の楽しみ方”をお伝えしたいと思います!
37歳の誕生日を楽しむポイント3つ
まず、37歳の誕生日を楽しく過ごすポイントをまとめると……
- SNSで誕生日を公開しない
- ケーキは小さいサイズを家族で分け合う
- パートナーと愛を確かめあう
という3つになります。
1.SNSで誕生日を公開しない
一つ目は「自分の誕生日をSNSで公開しない」というもの。
個人的には、これが最も大切なポイントです!
今は、FacebookやTwitter、Instagram、LINEなど、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)が全盛の時代です。
そして、SNSの中には誕生日を設定して、それを公開できるものがあります。
僕が主に使っているのはFacebookですが、そこで誕生日を「公開」にしておくと、お友達に「今日は○○の誕生日です」という通知が行きます。
そして、それを見たお友達の中には、「お誕生日おめでとうございます!」という書き込みやメッセージをくれる人も多いのです。
ですが、正直なところ、これってかなりウザい……。
あ、すみません。もちろん、誕生日のお祝いをしてくださる方は善意でしてくださっています。だから、本当に有り難いです。
けれど、お誕生日祝いのメッセージや書き込みがなされるたびに、スマホの通知がピコンピコン鳴ってしまうと、誕生日の一日がそれに振り回されることになります。
それに、お祝いをいただいたからには、お返事するのが礼儀。そのお返事にまた膨大な時間がかかってしまうのです……。
若いうちはよかったけど
正直なところ、これって若いとき(30代前半くらいまで)は良かったです。
やっぱり、誕生日を祝ってもらえるのは嬉しいし、人とのご縁を確認できるし、「自分のことを見てもらえてる!」と幸せになれます。
ですが、35歳を過ぎたあたりから、これに疑問を感じるようになりました。
お祝いのメッセージごとにスマホを確認していたり、ましてやお返事をしようものなら、それでかなりの時間を取られてしまいます。
何より、意識を奪われてしまいます。
「うーーーん……これじゃ、家族とゆっくり過ごせない!」
そんな風に感じました。
「誕生日だからこそ、身近で祝ってくれる人のことを大切にしたい!」
と、僕は思ったんです。
だから、家族との時間を大切にするため、僕はFacebookで誕生日を公開するのを辞めました。
また、37歳くらいになると、仕事でもプライベートでも繋がりが増え、SNSで繋がる人も多くなる傾向があります。そういった人たちから一斉にお祝いがきたら、対応にエネルギーも時間もかかってしまいますよね……。
Facebookで誕生日を隠す方法
ですので、念のため、Facebookで誕生日を隠す方法をお伝えしておきます。
- 自分のタイムラインの「基本データ」のところへ行き
- 「連絡先と基本データを編集」をクリック
(誕生日の表示の下あたりにマウスを持っていくと現れます) - その中で誕生日のところの「編集する」ボタンを押し
- 公開設定を「自分のみ」にして「変更を保存」します

こうすれば、誕生日がお友達に通知されることがなくなり、お祝いのメッセージや書き込みが来ることもありません。
ぶっちゃけ、かなり快適です♪
SNSに振り回されることなく、目の前の人(僕の場合は家族)との時間をゆっくりと楽しむことができます。
ただ、当日に設定を変更しても手遅れなので、事前に準備をしておくことが必要です。
誕生日を楽しむために、この設定をしておくのは本当にオススメなのです!
Facebookで誕生日を隠していても、時々、「たしか今日って誕生日でしたよね?」とメッセージを下さる方がいます。でも、それって自分の誕生日をわざわざ覚えてくれていたということなので、本当に有り難いです。そんな場合は、ありったけの感謝を込めてお返事します。
2.ケーキは小さいサイズを家族で分け合う
そして、2つ目のポイントは「ケーキは小さいサイズで、それを家族みんなで分け合う」です。

まあ、なんというか……残念なことに、この歳になると、味の濃いものや油っぽいものはお腹にこたえます(^^;;
以前は生クリームたっぷりのケーキを、ホールでペロリと平らげるくらいの勢いがあったものですが、今はさすがにキツイです。
というか、体のためにも、ケーキのような糖分&脂肪分の高いものは控えるのが吉です。
だからといって、誕生日にケーキがないのは寂しい……。
そこで、妻が考えてくれたのは、「小さなサイズのケーキを買って来て、みんなで分け合う」というもの。
一人分のケーキを分け合う喜び
一般的には「誕生日ケーキ」というと、ホールのデコレーションケーキを買ってきて、それを家族で切り分けて食べることが多いです。
ですが、今回はあえて一人分のケーキを買ってきて、それを家族みんなで食べることにしました。
結果、とっても楽しかったです♪
「先に食べたもんがち!」「わたすもんか!」とお互いになり、ガツガツと一気にみんなでケーキをむさぼりついたのです。

その風景はまるで、『進撃の巨人』で人間に一斉に襲いかかる巨人たちのよう(わからない方、すみませんm(_ _)m)。
てゆーか、誕生日の本人を差し置いて、なにバクバク食べてんの?!
という感じになります。
それが楽しいのです♪
なんというか……
「自分が祝われるよりも、自分の誕生日ケーキをみんなで分け合うだなんて、俺って懐(ふところ)が広くなったかも( ̄▽ ̄)」
という感覚になれます。
- 自分の体にも優しいし
- 家族のためにもなるし
- 自分の精神的な成長も感じられる
そんなメリットが、この「小さなケーキを分け合う」という方法にはあるのです。
パートナーとの愛を確かめ合う
そして最後は、妻(or夫)または恋人との愛を確かめ合うということ。
あ。これは、いやらしい意味ではないですよ!
もちろん、そういったこともあると愛を確かめ合えますし、そういったことがあると個人的にはめっちゃ嬉しいですし、実際に……モゴモゴモゴモゴ……という感じですが、きちんと二人の時間を過ごすということですね。
僕たちは今回、3才の娘が寝たあとで映画『君の名は。』を見ました。
ちょうど先日テレビで放送されていて、それを録画していたのです。
いやぁ、この映画いいッスよ!
さっきは「もうすぐアラフォー」とか「もう若くない」とか「ケーキを控える」とか言ってしまいましたが、高校生が主人公の映画なので、めっちゃ気持ちが若返ります。
というか、ピュアな恋愛が描かれているので、大切な人との絆を再確認することができます。
今回、二人でこの映画を見たので、
- 出会えたことへの感謝や
- 今までの思い出や
- いつも一緒にいてくれることの有り難さを
たくさんたくさん感じることができたのです。
『君の名は。』の大人な楽しみ方も
ただし、やはり「37歳」の誕生日。『君の名は。』を大人な楽しみ方でも見ます。
- 隕石が分かれる描写って、一つの魂が分かれて二人の人間に生まれ落ちるっていうことにも取れるよね
- 神道の要素があるかと思えば、時間と場所がクロスする部分で物理学の考えも入ってるよね
みたいなことも話し合いました。
つまりは、二人でゆっくりと時間を取って話をする、ということですね。
我が家には3才の娘がいるので、普段はなかなか二人の時間を取れません。
こうやって「誕生日」という機会に時間をとって話し合えたのは、本当に良かったのです。
まとめ
さて。「37歳の誕生日を楽しむ秘訣」をお話しして来ましたが、もちろん個人的な考えなので当てはまらない場合もあるかもしれません。
ただ、もう一度ポイントを整理すると……
- SNSに誕生日を公開しない
→本当に大切な人との時間を大切にする - 小さなケーキを家族で分け合う
→自分一人が幸せになるのではなく、身近な人と幸せを分かち合う - パートナーとの愛を確かめ合う
→人生を一緒に歩めることへの感謝を伝え、今までのころやこれからのことをしっかりと話し合う
という風に、ある意味「自分の人生を見つめ直す」という効果もあるのです。
もしご共感いただけたら、あなたの誕生日にも試してみてください(^-^)